“財政悪化”で「起債許可団体」に陥った兵庫県 財政健全化に向けた政策会議を実施 斎藤知事「今年度途中から事務事業の見直し中心にやっていく」

兵庫県は28日、財政悪化により新たな地方債を発行するうえで国の許可が必要となる「起債許可団体」へと移行したことを踏まえ、県の幹部らが今後の財政運営について話し合う政策会議の第1回を開催しました。
県は27日に、国に財政健全化のために策定した公債費負担適正化計画を提出していて、斎藤知事は会議の冒頭のあいさつで「(27日の国への計画提出の際に)政務官からも“しっかりやってほしい”と伝えられた。依然として(財政は)厳しい状況だが、財政健全化と未来への投資の両立を着実に進めるのが大事だと考えている。」としたうえで、「今後の取り組みについては今後議論していくが、厳しい財政なので全庁横断的な協力が必要だ。できることはすぐにやっていこうと思っているし、関係団体にも丁寧に情報共有していく。」と話しました。
今月18日、兵庫県が発表した2025年度分の決算では、実質収支額が63億円の黒字となった一方、県全体の収入に対する借金の返済割合を示す「実質公債費比率」の3年間の平均が19.2%となったことが明らかになりました。基準値の18%を超えたことで、兵庫県は、新たな地方債を発行するうえで国の許可が必要となる「起債許可団体」となりました。兵庫県が起債許可団体になるのは2008年度以来2度目で、基準値が25%以上になると、財政破綻が懸念される「早期健全化団体」となり、35%以上になると、破綻状態を示す「財政再生団体」となります。
県が27日に総務省に提出した「公債費負担適正化計画」によりますと、このまま改善がなされない場合、2031年度には財政破綻の一歩手前とされる「早期健全化団体」に都道府県として初めて転落する可能性があることも判明しています。「実質公債費比率」が基準値を超えている理由については、阪神・淡路大震災の復旧・復興費用として発行した借金が現在も残り続けていることや近年の金利の急激な上昇などが挙げられています。
さらに、県の土地取得の借金については、2030年度に一括返済しなければならないことから、財政悪化がさらに進むことが危惧されていて、抜本的に県は財政を立て直すための対策として、来年度からの10年間、公共事業の投資額について「少なくとも10%」削減する方針としています。
斎藤知事は会議終了後の報道陣の取材に対し「(経費の削減については)今年度の途中からもいくつか始めていく。事務事業の見直しを中心にやっていく」と話し、具体例として、「カラーコピーをなくしたりペーパーレス化を進める。また、飛行機だったり新幹線、海外への渡航やホテルなどの出張を、まずは金額として2割程度を減らしていく。ほかにも県有施設でネーミングライツを実施するなど、広告費収入確保を推進していく」などとしました。
県は今後も継続して会議を行い、財政健全化への道筋を具体的にすすめていく方針です。

米国籍の世界的ダンサー 大麻所持で逮捕

世界的ダンサーとして活動するアメリカ国籍の男が茨城県内の路上で大麻を所持していたとして逮捕されました。
【映像】連行される世界的ダンサーのトニー・ゴーゴー容疑者
トニー・ゴーゴーことフォスター・アンソニー・ルイス容疑者(71)は5月、茨城県石岡市の路上で大麻およそ0.2グラムを所持していた疑いがもたれています。
警察によりますと、1人で歩いていたトニー容疑者が目をそらすなどの不審な動きをしたことからパトロール中の警察官が職務質問しました。
その際に乾燥大麻のようなものが見つかったということです。
トニー容疑者は警察の調べに対し「間違っている」と容疑を否認しています。
尿検査でも陽性反応が出ていることから、警察は大麻を使用した疑いでも調べる方針です。
トニー容疑者は世界的ダンサーでロックダンスを日本に広めたとされています。(ANNニュース)

近畿で30年以内にM6.8以上「50~60%」 政府調査委

政府の地震調査委員会は28日、近畿地方の活断層を対象にした地震の長期評価結果を公表した。マグニチュード(M)6・8以上の地震を起こす恐れのある活断層は45あり、近畿のどこかで30年以内に同規模の地震が起こる確率を「50~60%」と初めて算定した。
危険度を個々の活断層だけでなく地域全体で予測する「地域評価」導入後の長期評価の公表は九州、関東、中国、四国に続いて5例目。「50~60%」は九州、中国、四国より高く、関東と同程度。委員長の小原一成・東京大名誉教授は「活断層が非常に多く、かなり高い確率だ。日ごろの備えをしてほしい」と指摘。自治体には被害想定や防災計画への反映を求めた。
地質構造などで三つに分けた区域別の発生確率は、38の活断層が集中する「近畿三角帯」が40~60%で最も高かった。近畿北西部は30%、紀伊半島は7%だった。
恐れある活断層22→45に
調査委は1995年の阪神大震災以降、M7以上の大地震を起こす恐れがある長さ20キロ以上の主要活断層帯を個別に調べた。しかし、2004年の新潟県中越地震(M6・8)など評価対象外の場所で大きな被害が出て、10年に手法を改定。長さ20キロ未満の活断層も対象に加えた。その結果、近畿で対象となる活断層は22から45に増えた。
活断層を個別にみると、30年以内の発生確率が最も高い「Sランク」(3%以上)は従来の3区間から9区間に増えた。
阪神大震災の震源を含む「六甲・淡路島断層帯」の東側は、掘削調査の結果などから活動履歴を見直し、Sランクに引き上げた。M7・8程度の地震が30年以内に最大7%の確率で起こると見込む。
最も確率が高かったのは日本原子力発電敦賀原発(福井県)の敷地内を通る「浦底―柳ケ瀬山断層帯」。長さを約25キロから35キロに見直し、M7・4程度の地震が30年以内に起こる確率を最大18%と見込んだ。
一方、大阪府を南北に縦断する「上町断層帯」や、大阪府と奈良県境付近を通る「生駒断層帯」は最も低い「Zランク」(0・1%未満)に引き下げた。小原委員長は「低くなっても、ひとたび起きると大きな地震になる可能性があると認識してほしい」と備えの継続を呼びかけた。【岡田英】

映画監督・成島出さん死去、65歳 『八日目の蝉』でアカデミー賞10冠 脚本家として『日本沈没』『クライマーズ・ハイ』も手掛ける

映画監督の成島出さんが24日、死去した。65歳だった。所属するアンカットが28日、公式サイトで発表した。【写真】2024年…『52ヘルツのクジラたち』の舞台あいさつに登壇した成島出さん サイトでは「弊社所属の映画監督・成島出が、2026年8月24日、逝去いたしました(享年65歳)」と伝えた。葬儀は親族のみで執り行った。お別れの会は本人の遺志で予定していない。 「生前、皆様には本当にお世話になりました。成島が遺した作品や活動を長く愛し、支えてくださったファンの皆様、出演者、関係者の皆様には、これまでのたくさんの応援や温かいお付き合いに、事務所一同、心より深く感謝申し上げます」と謝意を示し「弊社としましては、成島が情熱を注いだ作品とその想いを今後も大切に守り、伝えていく所存です」とした。 成島さんは、1961年生まれ、山梨県出身。映画監督・脚本家。86年、監督作『みどり女』がぴあフィルムフェスティバルに入選。94年、『大阪極道戦争しのいだれ』で脚本家としてデビュー。2004年、『油断大敵』で映画監督デビューを果たした。 監督作に『油断大敵』『フライ、ダディ、フライ』『ミッドナイト・イーグル』『ラブファイト』『孤高のメス』『八日目の蝉』『連合艦隊司令長官 山本五十六』『草原の椅子』『ふしぎな岬の物語』『ソロモンの偽証 前編・事件/後編・裁判』『ちょっと今から仕事やめてくる』『ファミリア』『銀河鉄道の父』『52ヘルツのクジラたち』などがある。 『八日目の蝉』では、日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞。同作は最優秀作品賞、最優秀脚本賞、最優秀主演女優賞、最優秀助演女優賞など計10部門を制覇し、芸術選奨文部科学大臣賞映画部門も受賞した。『ふしぎな岬の物語』ではモントリオール世界映画祭で審査員特別大賞、エキュメニカル審査員賞を受賞している。 脚本家としても『日本沈没』『クライマーズ・ハイ』『笑う蛙』『少女』『恋極道』『シャブ極道』『大阪極道戦争しのいだれ』などを手掛ける。監督と脚本の両面で、日本映画界を長年支えてきた映画人の一人。

【 訃報 】イザワオフィス会長 井澤 健さん死去(90)慢性心不全のため(発表全文)

株式会社イザワオフィスの会長・井澤 健さん が8月20日 午後5時36分に慢性心不全のため亡くなったことが分かりました。90歳でした。
▽▽▽株式会社イザワオフィス・発表全文▽▽▽
令和8年8月28日 関係各位
弊社 会長 井澤 健 が 令和8年8月20日午後5時36分 慢性心不全のため、90歳にて永眠いたしました。
ここに生前のご厚誼に深謝いたしますとともに、謹んでお知らせ申し上げます。 葬儀につきましては近親者のみで執り行いました。
また、故人の強い遺志によりお別れの会などは行う予定はございません。
誠に勝手ながら、ご香典 ご供花等のご厚志につきましても固くご辞退申し上げます。
何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
株式会社イザワオフィス
△△△以上△△△
【担当:芸能情報ステーション】

“パワハラ問題”横浜市長が辞職を正式表明「反省忘れることなく行動で…」 出直し選出馬は「全く未定」

市の職員らに対するパワハラ認定を受け、横浜市の山中竹春市長が記者会見で辞職を正式に表明しました。
横浜市・山中竹春市長
「私は横浜市長の職を辞するという重大な決断をいたしました。今回のことにけじめをつけるべきだと考えました。反省を忘れることなく、これからの行動で示していかなければならないと考えています」
横浜市の山中竹春市長は28日午後、記者会見で辞職すると正式に表明しました。27日に決断したと説明し、「横浜市民からの信頼を損なった」「市民生活を良くしたいという思いがどれだけ強かったとしても、私の不適切な言動が許されるものではない」などと反省の言葉を重ねました。
山中市長は先月、第三者の調査で「人間のクズ」「ポンコツ」といった暴言など、市の職員らに対する複数のパワハラ行為が認定されていました。
会見に先立ち、山中市長は市議会議長に「退職届」を提出し受理されました。議長が市の選挙管理委員会に通知し、翌日から50日以内に選挙が行われます。出直し選挙への出馬については、山中市長は「全く未定」と明言を避けました。

高市総理 チームみらい安野党首から「AI家庭教師」 早速効果を体感

高市総理はきょう(28日)、総理官邸で、チームみらいの安野党首からAIについての指導を受けました。
きょう午後、総理官邸を訪れたのは野党・チームみらいの安野党首です。
チームみらい 安野党首 「きょうは早速ですが実際にパソコンを用意いたしまして触っていただきながら色々とできればと思っております。AIを使ってソフトウェアアプリを作っていただきたいんです」
高市総理にAIについて直接指導、つまり「AI家庭教師」をおこなったのです。
指導を受けた高市総理は早速、AIに物価高対策に関するツールの作成を求めました。
高市総理 「2026年の政府の物価高対策について家庭ごとの個別の状況を入力して、どれくらいの金額効果があるのかを試算できるようなツールを作ってください」
AIによる試算に高市総理は…
高市総理 「こういう数字が欲しかったんですよ。というか先月まですごく必要だったんです」
早くも、AIの効果を体感したようです。
この「AI家庭教師」は、ことし5月の党首討論の際に安野氏が提案し、高市総理も「“カテキョ”、ぜひお願いします」と応じ、きょう実現したものです。
安野氏は、政府の職員向けに開発された生成AIシステムについて、課長級以上の利用率が低い現状を挙げ、「組織のトップがAIを使うことで組織全体の生産性も変わる」と訴えました。

石川各地に大雨被害の爪痕 一夜明けて住民が片付け 30日にかけて再び大雨の恐れ

記録的な大雨から一夜明けた28日、石川県内では被害の爪痕が残る中、住民たちが片付け作業に追われました。あさって30日にかけて再び大雨の恐れがあり、引き続き警戒が必要です。
記録的な大雨から一夜明けた28日、石川県羽咋市内を上空から取材すると…
■NNN取材団・渡辺 康二 カメラマン:
「ここは土手が切れてますね」「川なのか、田んぼなのかの見分けがつきません」
邑知潟周辺では、あたり一面が浸水。車が泥水に埋まり…住宅地にまで水が押し寄せています。
大量の雨水が流れ込み排水が追い付かず、仮設のポンプを設置するなどして排水を急いでいるということです。
■NNN取材団・瀬川 裕大 記者:
「羽咋市酒井町へとやってきました。国道から1本奥へ入る道は、酒井川へと続く道なんですが、このように今も水が流れ続けています」
市内を流れる酒井川は、上流から流れ込んだ大量の流木でせき止められていました。
行き場を失った川の水は、勢いよく住宅地に流れ込み…
酒井町では28日も水の流入が続き、住民たちは土のうを設置するなど対応に追われていました。
■帰省中の学生:
「川として機能してないんで、ここが川みたいになっているので。これ以上入ってこられるとまずいんで」
土砂にはまり、動けなくなった軽トラックも…
「ゆっくりふかして」
住民たちが総出で、救出作業にあたります。
「よっしゃ~!やった~!」「バックしてお父さん、あっちから回った方がいいよ」
石川県内では、羽咋や宝達志水など115件の住宅で床上浸水の被害が出ているほか、小松市では排水作業をしていた1人が転倒し、軽いけがをしました。
氾濫した飯山川の周辺でも、住民たちが片付けに追われていました。
■地元の住民:
「ここまであったってことやね、水が。仏壇も前に倒れてしまって、冷蔵庫も倒れてしまった。順番に(片付け)しようかなと思っている。大変やわ本当に」
27日は、町一体が浸水した羽咋市立開町。
■撮影した住民:
「朝の時はちょっとだったんですよ、その時、避難すればよかったんですけど、みるみる間に一瞬でした。一瞬で膝まできて出れる状態じゃなくなって、あとはもう上から見るだけでした」
周辺では、朝から泥のかき出しに追われていました。
大雨の影響は、中能登町でも…
■NNN取材団・中條 栞 記者:
「こちらの線路ですが、向こう側がはっきり見えるほど土砂が流れ出ています」
雨で土台部分が崩落し、線路が浮き上がった状態となったJR七尾線。
28日の現場では、職員らが調査にあたっていました。羽咋駅から七尾駅までの区間は運転再開のめどが立っていません。
27日は町内のいたるところで土砂や流木が流れ込んだ中能登町能登部上。
一夜明けてもなお、道路に泥水が残ったままでした。
■中能登町の住民:
「これ見ただけで、どこが川なのか、どこが道なのか…ひどいことになった。本当に泣きたくなるけど、どうしようもできない」
泥水が押し寄せた家では、掻き出し作業に追われる人の姿も…
■中能登町の住民:
「ぼちぼちと日を見ては(作業)って形で。もうだいぶ体力的にも落ちてきてます。早く今まで通りの日常に戻れたらいいなと思っています」
宝達志水町では…
NNN取材団・櫻井 幹太 記者:
「山間部の集落に続く道ですが、斜面からの土砂崩れによりスギの木がなぎ倒され、通行止めとなっています」
重機を使い、土砂の撤去作業が行われていました。
また、神社では拝殿が倒壊する被害に遭いました。
石川県内では30日にかけて再び大雨の恐れがあり、引き続き警戒が必要です。

鹿児島の海岸で中高生3人不明 4人が沖に流され、1人救助

28日午後3時40分ごろ、鹿児島県いちき串木野市の照島神社付近の海岸で、「高校生1人、中学生3人が溺れかけている」と一緒にいた男子中学生(14)から119番があった。串木野海上保安部によると、巡視艇が男子中学生(12)を救助。残る3人は行方不明となっており、海保などが捜索している。救助された中学生は会話ができ、命に別条はないという。
海保によると、5人は友達同士。このうち、高校生(17)と中学生(13)の兄弟が岩場から海に飛び込んで溺れ、14歳と12歳の中学生が助けようとして4人が沖に流されたとみられる。
岩場付近の水深は4~7メートルで、救助された中学生は「海に飛び込んで遊んでいた」と話していたという。当時、海上は風速5メートルの風が吹き、高さ1・5メートルのうねりがあった。現場は遊泳禁止区域だった。【藤野智成、宗岡敬介】

NHK会長、職員の性被害で謝罪 「対応で負担与えてしまった」

NHK職員が番組出演者から性被害を受け、同局が別職場での復帰を認めないなど対応が不十分だったと認めた問題を巡り、NHKの井上樹彦会長は28日、記者団の取材に応じ「被害そのものも重大な人権侵害事案だったが、その後のNHKの対応によって被害者に更なる負担を与えてしまった。重く受け止めている」と謝罪した。一連の問題について、井上会長が取材の場で言及したのは初めて。
井上会長は同日、参院総務委員会が開いた会合に出席し、問題の概要や経緯を説明した。会合は非公開だったが、出席した議員は、NHKが「個人の特定につながる」として公表していない外部識者が作成した調査報告書が、60ページほどになると明らかにした。
井上会長は、記者団の取材に「今回の事案を組織全体の教訓として共有し、人権・人格の尊重を組織文化として定着させることで、誰もが安心して働くことのできる職場づくりに取り組む」と強調した。
NHKは5日、職員が番組出演者から性被害を受ける事案があったと発表。職員は休職し、所属部局の産業医らが別の職場での復職を提案したが、人事局は現職場の復帰が原則だとして認めず、被害から3年以上を経て希望の職場に異動した。職員は心的外傷後ストレス障害(PTSD)の診断を受け、NHKは人権問題への対応が不十分だったと認め、謝罪した。【加藤結花、森永亨】