8歳の女の子が意識不明の重体 右折していた車と直進の車が衝突の事故 神戸・長田区

30日午後2時前、神戸市長田区の交差点で、普通乗用車2台が衝突する事故があり、8歳の女の子が意識不明の重体です。
30日午後1時40分ごろ、神戸市長田区梅ヶ香町の東尻池交差点で、「車と車の衝突です」と警察に通報がありました。
警察によりますと、東から北に向かって右折していた乗用車と、西から東に直進してきた乗用車が衝突したということです。
この事故で、右折していた車に乗っていた8歳の女の子が意識不明の重体、59歳の女性が骨盤骨折で重傷です。直進車を運転していた男性と直進車の同乗者の男性も軽傷とみられています。
警察は、右折していた車の運転手が直進してきた車を見落とした可能性があるとみて、ドライブレコーダーなどを分析し、事故の原因を調べています。

貸金庫の十数億円「投資などに使った」、貴金属は買い取り店で換金…三菱UFJ銀行40代の女性元行員

三菱UFJ銀行の40歳代の元行員女性が支店の貸金庫から時価十数億円の金品を盗み出した問題で、元行員が盗んだ貴金属を複数の買い取り店や質店で売却していたことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は売却で得た金を投資などに充てていたとみて、窃盗容疑で捜査している。
元行員は2020年4月~今年10月、貸金庫の管理を担当していた東京都練馬区の練馬支店(旧江古田支店含む)と世田谷区の玉川支店で貸金庫を無断で解錠し、顧客約60人分の資産を盗んだとされる。
三菱UFJ銀行によると、貸金庫を開けるには、支店が保管する「銀行鍵」と顧客が持つ「顧客鍵」の2本が必要だが、元行員は顧客鍵のスペアとして支店が用意していた「予備鍵」などを使って解錠していた。
一連の問題は顧客からの問い合わせで10月末に発覚。同行は11月14日、元行員を懲戒解雇とした。元行員は盗んだ金品について「投資などに使った」と説明しているという。
警視庁は同行から任意提出された関係資料を分析するとともに、元行員が盗んだ金品の処分先や売却で得た金の使途などについても調べを進める。

まさかこの求人が闇バイト? 求人サイトで正規の求人装う驚きの手口 仕事探す人はどう気をつけるべきか

2024年も相次いだ闇バイト強盗。手軽に大金を得ようとあえて闇バイトに応募する人がいる一方、正規の求人を装う闇バイトの存在も明らかに。政府がSNS上の闇バイト求人に緊急対策を打ち出す中、これから仕事を探す人が気をつけるべきこととは?
2024年8月以降、東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で相次いだ強盗事件。横浜市では、住人の男性が暴行を受け亡くなる事態にまで発展した。逮捕された実行役のほとんどは、Xから闇バイトに応募。楽して大金を得ようと「ホワイト案件」「即日即金」などと検索していたことなどが明らかになった。
こうした事態を受け、闇バイト対策が急ピッチで進められている。その一方、新たに登場したのが一般の求人サイトなどで正規の求人情報を装う闇バイトだ。
一見して不審なものとはわからない。捜査幹部によると、ある若者から警察にこんな相談が寄せられたという。その若者は一般的な求人サイトを検索し、一見して普通の求人情報に応募。応募フォームに住所、氏名、生年月日、電話番号のほか、保護者として実母の氏名、連絡先を入力した。その後、相手とウェブ面接をしたが、「詳しいことは現場に来て説明する」と言われ、闇バイトではないかと不審に思った、というものだ。
また、ある中高年の人は、人材派遣の登録をしていたところ、知らない番号から携帯に不在着信があった。人材派遣経由の仕事の依頼かと思いかけ直したところ、電話先の相手から「袋を受け取って届ける仕事。手取り○万円」などと言われたという。派遣登録先に確認してみたところ、仕事の依頼をしていないことが判明。闇バイトの電話ではないかと怖くなり警察に相談したという。
いずれの事例も闇バイトかどうかは定かではないが、そのまま続けていれば闇バイトに加担させられていた可能性はある。こうした不審な求人が、通常の求人サイトなどを通じて行われてしまうケースが出てきている。
中には逮捕された容疑者が、一般的な求人サイトから応募して闇バイトに加担させられたと供述した事例もある。
宮城県警は、高額な金が当選したなどとウソを言い、その受け取りのために様々な手数料が必要などとして金をだましとったり、出会い系サイトで異性と連絡先を交換するために手続き料が必要などとして金をだましとったりした疑いで、ことし9~11月に特殊詐欺グループ30人を検挙した。
しかしその後の取り調べで、首謀者の男をのぞくメンバーのほとんどが闇バイトで、一般的な求人サイトから「メールオペレーター」という求人情報を見て闇バイトとは思わず応募し、特殊詐欺の「打ち子」として加担させられていたと供述していたことが明らかになったのだ。
警察庁は、闇バイトに加担しそうになっている人の保護を進めている。闇バイトと気づいた段階で引き返し、警察に相談して保護を求めることが必要だったのだが、このように正規の求人にみせかけた闇バイトも実在するのだ。たとえ正規の求人と思い込まされていたとしても、加担すれば逮捕は免れない。
政府は闇バイトに対抗するため、捜査を加速させることはもちろん、実行役を生まないよう、緊急対策を打ち出した。14項目に及ぶ新たな対策の1つは、捜査員が架空の身分証を使って闇バイトに応募する「仮装身分捜査」の実施だ。 犯罪グループが闇バイトの応募者に警察官がまぎれこんでいるかもしれないと考え、実行役募集がしづらくなる効果も期待できる。
捜査の障壁となっている「シグナル」や「テレグラム」については、第一歩として日本法人窓口の設置を働きかけることを決めた。 Xはアカウント開設時にメールアドレスまたは電話番号を登録するところ、電話番号の登録を必須とし、本人確認を強化してもらうよう働きかける方針だ。
違法な求人対策では、職業安定法に基づき、求人情報で求人者が氏名または名称、住所、連絡先、業務内容、就業場所、賃金を表示しないものは違法だと明確化する。
これにより、SNS事業者は投稿を見れば違法か判断でき、違法なものは迅速に削除できるようになる。警察もこうした違法な投稿を見つけたらSNS事業者に通報し削除を促すことができるのだ。
「タイミー」などの雇用仲介事業者には求人情報の掲載前の審査を厳格化を行うよう指導する。「タイミー」はこれまでアルバイトが始まるまでには適切な求人か全件チェックしていたところ、掲載する前に24時間365日体制で求人原稿をチェックすると発表している。正規の求人を偽装する闇バイトに歯止めをかけるのがねらいだ。
こうした状況の中で、これから仕事を探す人が気をつけるべき点を警察庁の幹部に聞いた。
政府の緊急対策により必要な情報がそもそも載っていないものは違法と明らかになったので、まず応募してはいけないと話す。そのうえで、一見して正規のバイトに見えるものも、載っている名称でしっかりとHPを検索し、その実態まで調べる必要があるということだ。また応募してしまった後で闇バイトだとわかった時は、絶対に犯罪に加担せず、すぐ警察に相談するよう呼びかけている。

海自艦艇の共同開発、政府がインドネシアに再提案へ…ジョコ前政権下では交渉停滞

政府は、インドネシアに海上自衛隊艦艇の共同開発を改めて提案する方針を固めた。同国が関心を示してきた護衛艦が念頭にあり、中谷防衛相が2025年1月上旬に同国を訪問し、シャフリ・シャムスディン国防相に伝える。東南アジア諸国との安全保障協力を強化する狙いがある。
中谷防衛相、1月訪問で地ならし

複数の日本政府関係者が明らかにした。インドネシア政府は、護衛艦のほか、潜水艦にも高い関心があり、数年前から共同開発などに向けた協議を続けてきた。ただ、ジョコ前政権下では、首都移転で多大な資金を投じたことなどから、交渉が停滞していた。
同国では10月に、交渉の経緯を知るプラボウォ・スビアント前国防相が大統領に就任。中谷氏は1月5~8日の日程で同国を訪問し新政権との間で交渉の意向があるかを確認する。直後に石破首相も訪問予定で、中谷氏の訪問は首脳会談に向けた地ならしとなる。
防衛装備移転3原則の運用指針では、完成品の輸出について、救難、輸送、警戒、監視、掃海の5類型に限定している。護衛艦や潜水艦は5類型に該当しないため、完成品をそのまま輸出することは現行の指針ではできず、共同開発の形で移転を進める案が有力だ。
インドネシアは経済的な結びつきの強い中国との関係を重視する一方、中国による南シナ海での一方的な進出に警戒感を強めている。プラボウォ氏は4月、中国・北京で習近平(シージンピン)国家主席と会談直後に来日し、岸田首相(当時)との間で安全保障協力の強化を確認した。
共同開発が実現すれば、海洋安全保障分野での戦略的な連携強化の大きな柱となる。
装備品の海外移転を巡っては、従来艦の半分の約90人で運用が可能な「もがみ型」護衛艦をベースにした共同開発をオーストラリア政府に提案している。豪政府はドイツと日本の提案に絞り込み、25年後半に選定する見通しとなっている。
価値観を共有する同志国との連携を強化するとともに、国内防衛産業を活性化するため、日本政府は22年に改定した国家安全保障戦略で、防衛装備品の輸出を官民一体で進める方針を打ち出している。

「なにわ突撃隊」でも活躍した49歳芸人が急死 近年は料理人としても活動

関西の名物番組「クイズ!紳助くん」の「なにわ突撃隊」メンバーとしても活躍した柳瀬たかお(やなせ・たかお、本名・柳瀬暁生=やなせ・たかお)さんが、27日に虚血性心疾患のため死去した。49歳だった。
所属の吉本興業が31日、発表した。通夜・告別式は遺族の意向で、近親者のみで終えられた。
柳瀬さんは、大阪府羽曳野市出身。NSC(吉本総合芸能学院)大阪校13期生。94年に漫才コンビ「騎兵隊」としてデビュー。96年には関西若手芸人の登竜門「第17回今宮子供えびすマンザイ新人コンクール」で福笑い大賞を受賞した。
テレビ番組では、ABCテレビ「クイズ!紳助くん」に出演。「なにわ突撃隊」メンバーとして出演し、映画「岸和田少年愚連隊」にも出演するなど、多彩な活躍を見せていた。
06年に騎兵隊を解散し、その後、新たなコンビ「ザ・やなせふなおか」を組み、劇場やライブ活動を行い、11年にはピン芸人「柳瀬たかお」として再始動。芝居にも取り組み、20年に地元の大阪府羽曳野市に「おでん家庭料理 やなせ」をオープンし、料理人としての活動も始めていた。
吉本は「出演が決定していた2025年のお正月の配信番組や、料理の腕を生かした料理系のワークショップの開催にも意欲をみせている中での逝去となりました」と訃報を伝えた。

東京・渋谷駅前「ハチ公像」周辺を今年も封鎖 カウントダウンイベントも5年連続で中止

東京・渋谷駅前の「ハチ公像」の周辺が、立ち入りできないように封鎖されました。
31日朝、東京・渋谷駅前のシンボル「ハチ公像」を囲う幕には、英語で「ハチは終日寝ています。起こさないでください」との表示が。
年越しのカウントダウンで多くの人が集まることが予想されるため、渋谷区が31日朝、安全対策として駅前の「ハチ公像」の周辺を立ち入りできないように封鎖しました。封鎖は元日の午前1時まで行われます。
渋谷駅前でのカウントダウンイベントは5年連続で中止が決まっていますが、渋谷区は、事故防止のため午後6時から警備員およそ100人を配置する予定です。

「コミケ105」複数のサークルに対する脅迫行為などが発生「既に警視庁東京湾岸署へ被害届を提出」

世界最大規模の同人誌即売会『コミックマーケット』を主催するコミックマーケット準備会が30日、公式Xを更新。29日、30日に東京ビッグサイトで開催された「コミックマーケット(コミケ)105」において、脅迫行為などが発生し、警察へ被害届を提出したと伝えた。 【実際のポスト】「コミケ105」複数のサークルに対する脅迫行為などが発生 2日間の開催を終え、総括の投稿を連投するなかで「一点、お知らせとなります」と切り出し、「今回のコミケットにおいて、複数のサークルに対する脅迫行為等が発生しています。また、準備会に対する脅迫もあり、既に警視庁東京湾岸署へ被害届を提出、現在も捜査が行われています(捜査中につき、事件の詳細の公表は控えます)」と報告。続けて「以前より、この種の脅迫については警察・会場に報告、脅迫を受けたサークルの周囲の巡回強化等必要な措置を講じています」と対策していることを明かした。 また「今後も、同様の事案については、関係者と連携の上、都度必要な対応を行っていきますので、ご理解とご協力をよろしくお願いします」と結んだ。 この投稿に、ファンからは「何しにきたんだよ…楽しみにきたんだろ!」「何を考えて脅迫するんですかね!考えが理解できません!」「犯罪者は氏名公表して永久出禁しとこう」などの声が上がっている。

「B29が爆弾を雨のように落とした」…戦争証言「今のうちに」ユーチューブで発信

来年、戦後80年となるのを前に、川崎市の介護関係者有志が戦争を経験した高齢者の証言を動画で残す活動を始めた。ユーチューブに「先人の声」というチャンネルを作り、これまでに3本の動画を投稿。いずれも80歳代後半から90歳代の証言者が登場し、子ども時代の戦争体験や、戦後の混乱期を生き抜いた記憶などを語っている。(金子祥子)
発案したのは、川崎市麻生区でケアマネジャーとして働く小泉悦子さん。仕事で関わりを持った高齢者の中には、戦争について断片的に話してくれていた人もいたが、そうした人が次々と年を重ねて亡くなっていくのに危機感を覚えていた。
5年ほど前、「今のうちに話を聞いて、記録しなければ」と、区内で高齢者施設などを経営する山上剛史さん(42)に相談し、意気投合。本人の言葉を表情なども含めて伝えることができる動画で残すことを考えた。
ただ、直後に新型コロナウイルスの感染が拡大し、活動は先送りに。実際にインタビューを開始したのは、一段落した昨年9月頃からだ。山上さんは防衛大学校で戦史を学んだ経験があり、「知識のある人が聞いた方がいい」と、毎回聞き手を担当。小泉さんも立ち会い、撮影は小泉さんの家族が担っている。
10月に投稿した初回の動画には、小泉さんがケアマネジャーとして関わる一人で、同市麻生区の月野光雄さん(89)が登場する。1945年、父親の転勤で名古屋郊外に住んでいたといい、動画の中では「B29爆撃機が、飛行機を作っていた名古屋の工場に爆弾を雨のように落としていった」などと当時の記憶を話している。
月野さんはこれまで、「自分が話しても、子どもたちは何も実感してくれないだろう」と思っていたが、「ウクライナやガザと同じ状況が、日本にもあった。戦争のことを話せる人がいなくなっていく今、文字で読むよりも実体験を聞いてほしい」と、撮影に応じたという。
現在は地域紙などを通して活動内容が徐々に知られるようになり、「自分の戦争体験も残したい」と依頼を受けることもあるという。山上さんは「戦争について知る機会がどんどんなくなっている今、声を残すことが何かの役に立てばいい」と話す。小泉さんは、「どうやって戦争のない世界を築くか、動画が考えるきっかけになれば」と願っている。

住宅密集地に真っ赤な炎 「バンバンという音した」 けが人なし 秋田市

30日夜、秋田市中心部で住宅1棟を全焼する火事がありました。この火事でけがをした人はいませんでした。
火事があったのは秋田市南通築地の中村洋子さん83歳の住宅です。
秋田中央警察の調べによりますと、30日午後5時半ごろに火が出て木造総2階建ての住宅1棟を全焼しました。
中村さんは独り暮らしで出火当時、家にいましたが、逃げ出して無事でした。
台所やボイラー室のある方向から「バンバン」という音がしたため火事に気付いたということです。
現場はJR秋田駅から南西におよそ700メートルの住宅密集地で辺りは一時騒然としました。
警察と消防が出火原因を調べています。

沖縄・竹富町の居酒屋で食中毒12人 ノロウイルス検出

沖縄県薬務生活衛生課は31日、竹富町小浜にある居酒屋で食事をした20~60代の12人がノロウイルスによる食中毒になったと発表した。同店を31日~2025年1月4日まで5日間の営業停止処分にした。患者は全員回復している。
八重山保健所の調査によると、12月20日に居酒屋を利用した17人のうち、島豆腐サラダ、ミミガーあえ物、紅イモウムクジ、シャコガイポン酢あえなどを食べた12人に下痢や嘔吐(おうと)、発熱の症状が出た。5人の便からノロウイルスが検出された。調理従事者2人の便からも同じ型のノロウイルスが検出された。
2024年1月1日~12月31日までの沖縄県内で発生した食中毒は24件163人(速報値)。前年同月期(29件、89人)に比べて5件少なく、患者は74人多い。
ノロウイルスは人間だけに感染して病気を引き起こす。ノロウイルスによる食中毒は10 月~3月(特に1~3月)に多発する。ノロウイルスに汚染された二枚貝(カキなど)、食品取り扱い者を介して汚染された食品を食べることで感染する。ウイルスに感染すると、個人差はあるものの症状が治まっても1週間程度(長ければ2~3週間)は便中にウイルスが排出される。潜伏期は24~48時間。主な症状は嘔吐、腹痛、下痢、発熱。
薬務生活衛生課は(1)カキなどの二枚貝はできるだけ加熱して食べる。加熱の目安は内部が85~90℃で90秒間以上(2)調理する人はトイレの後や調理前に十分に手を洗う(一般的な消毒用アルコールや逆性石けんは効果がない)(3)まな板、包丁、ふきんは洗剤などを使用し、十分に洗浄した後、熱湯や次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度は200ppm以上)で十分殺菌するよう注意喚起している。