児童文学作家の山中恒さん死去、94歳…「あばれはっちゃく」「おれがあいつであいつがおれで」「ボクラ少国民」

「ボクラ少国民」シリーズなどで知られる児童文学作家の山中恒(やまなか・ひさし)さんが13日、老衰で死去した。94歳だった。葬儀は近親者で済ませた。
北海道小樽市出身。早稲田大で早大童話会に入会し、卒業後に百貨店勤務などを経て、本格的な創作活動に入った。戦時下の体験をまとめたノンフィクション「ボクラ少国民」シリーズや、大林宣彦監督の映画「転校生」の原作「おれがあいつであいつがおれで」、テレビドラマ化された「あばれはっちゃく」など著書多数。「赤毛のポチ」で児童文学者協会児童文学新人賞、「とんでろじいちゃん」で野間児童文芸賞。

参院自民は面従腹背? 予算の「年度内成立」は絶望的…知らぬは“国対オンチ”の高市首相だけ

参院での来年度予算案の審議は18日、3日目の質疑が終了。19日からは、トランプ大統領との首脳会談のため訪米した高市首相不在で行われるが、最大の焦点は高市首相が頑として譲らない「年度内成立」を巡る与野党の攻防だ。
衆院と違って少数与党の参院では、過半数の124議席(欠員と議長除く)に4人足りず、多数派工作も難航中。与党ペースのスピード日程では進まない。
そのうえ、参院は「熟議の府」として与野党合意を重視してきた。強硬な運営は自殺行為で、参院自民の執行部は高市首相と野党との板挟みになっているが、「年度内成立は絶望的と言っていいほど難しい」と言うのは国会対策に詳しい自民党関係者だ。その理由についてこう続ける。
「予算案は委員長職権で強行採決して13日に衆院を通過させ、“荷崩れ”(不正常な形)して参院に送られた。しかし、それでも予定通り、週明け16日から参院での審議が始まったのは、与野党の参院国対で『60時間台の充実審議』を約束したからです。予算委は1日6時間として10日間必要。何か突発的なことで1日でもずれ込んだら年度内成立はアウトです」
■訪米報告はマスト
既に、予算委の審議がずれ込むのはほぼ確実。野党が訪米報告を求めているからだ。トランプ大統領からどんな要求をされ、どう答えたのか、イラン戦争に巻き込まれることはないのかなど、今回ほど日本にとって重大な日米首脳会談はない。国会報告は必須で、「衆参でやれば、それに1日を費やすことになる」(前出の自民党関係者)。
加えて、不倫スキャンダルの文科大臣の進退問題も予算案審議の足を引っ張る。年度内成立が無理となれば、日切れ法案や暫定予算を成立させる必要があり、月末の2日間を充てることになる。
「参院自民の松山会長や石井幹事長は事情がよく分かっていて、年度内成立への高市首相のけんまくに面従腹背。ギリギリまで頑張った、という形をとるのではないか。4月3日までの予算成立なら、たとえ暫定予算を組んだとしても事実上の年度内成立として首相のメンツは立つ」(政界関係者)
高市首相に一発逆転があるとすれば、トランプ大統領との会談で劇的な成果を上げた時。
「世論の喝采を浴びるようなことになれば、参院自民も年度内成立を実現せざるを得ない。訪米の成果いかんでしょう」(前出の政界関係者)
知らぬは“国対オンチ”の首相だけらしい。
◇ ◇ ◇
不倫発覚の松本洋平文科相(52)めぐり、19日の参院文科委員会は開催見送りに。野党サイドは、説明責任を果たさないかぎり、委員会の開催に応じない構えだ。関連記事【もっと読む】『議員会館でも身体重ね…“不倫男”松本文科相は辞任秒読み! 虚偽答弁疑惑に「コメント控える」連発の卑劣』で詳しく報じている。

新潮社に110万円賠償命令=ドリフ仲本工事さん妻への名誉毀損―東京地裁

ザ・ドリフターズの故仲本工事さんの内縁の妻が、自身を「モンスター妻」とする週刊新潮の記事で名誉を傷つけられたとして、発行元の新潮社に2200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が19日、東京地裁であった。中野琢郎裁判長は「意見や論評の域を逸脱した」として一部について名誉毀損(きそん)を認め、110万円の賠償を命じた。
仲本さんは2022年10月に交通事故に遭い、81歳で死去した。
判決によると、週刊新潮は同月~23年5月、「ドリフ『仲本工事』を虐げる27歳下『モンスター妻』」などと報じた。
中野裁判長は、記事の大半は真実か、真実と信じる相当な理由があると認定した。一方、「モンスター妻」との表現は妻の特定の言動と結び付いておらず、人格をやゆし、おとしめるなどとして訴えを一部認めた。
週刊新潮編集部の話 主張が認められず、納得できない。判決を精査して控訴を検討する。 [時事通信社]

天皇陛下 風邪のため20日の「春季皇霊祭」欠席 せきの症状で大事をとって 皇后さまも18日に体調不良で行事欠席

天皇陛下が風邪の症状のため「春季皇霊祭」を欠席されると宮内庁が発表
天皇陛下が風邪の症状のため、あす予定されている宮中祭祀のひとつ「春季皇霊祭」を欠席されると、宮内庁が発表しました。
宮内庁によりますと、陛下はきょう午前中から、せきの症状があり、来週、東北の被災地訪問を控えていることなどを考慮して、大事をとって出席を取りやめられるということです。
きのう、皇后さまが微熱やせきの症状で行事を欠席されていました
天皇ご一家では、きのう、皇后さまが微熱やせきの症状で行事を欠席されていました。
現在、皇后さまは平熱に戻りつつあり、少しずつ回復に向かわれているということです。
毎年3月の「春分の日」には、皇居・宮中三殿のひとつ「皇霊殿」で、歴代天皇や皇族の祖先をまつる「春季皇霊祭」が行われていて、今回は陛下の代理で宮内庁掌典長が参拝するということです。
陛下が体調不良で宮中祭祀を欠席されるのは即位後、初めてです。

小学校教諭ら2人に有罪判決=盗撮共有グループ―名古屋地裁

教員グループが女子児童の盗撮動画などをSNSで共有したとされる事件で、性的姿態撮影処罰法違反などの罪に問われた東京都豊島区立小教諭の沢田大樹(34)、北海道千歳市立中元教諭の柘野啓輔(41)両被告の判決が19日、それぞれ名古屋地裁であった。村瀬恵裁判官はいずれも懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役3年)を言い渡した。一連の事件で判決が言い渡されたのは初めて。
村瀬裁判官は沢田被告について、「立場を悪用し悪質性は顕著。児童を保護すべき立場にもかかわらず、盗撮を繰り返したことは極めて厳しい非難に値する」と述べた。柘野被告については、事前にペン型カメラを購入していたことから計画性を認め、盗撮グループへの加入について「規範意識の欠如と言わざるを得ない」と非難した。
一方、2人とも被害弁償をしていることなどから執行猶予が相当とした。 [時事通信社]

16年前の神戸・高校生刺殺事件 元少年に約9600万円の賠償命じる判決 両親の監督責任は認めず 神戸地裁

16年前、神戸市で高校2年生の男子生徒を殺害した元少年とその両親に対して、遺族が損害賠償を求めた裁判で、19日、神戸地裁は元少年に対して、約9600万円の支払いを命じました。一方、堤さんの遺族側が主張していた元少年の両親に対する「監督責任」などについては認められず、両親に賠償は命じられませんでした。
2010年10月、神戸市北区の路上で、堤将太さん(当時16歳・高校2年生)は、交際していた女子中学生と話していたところ、男に刃物で刺され死亡しました。男は現場から逃走し、堤さんの両親らが事件解決の手がかりを掴もうと情報提供を求め続けた末、11年後の2021年8月、事件当時17歳だった元少年が殺人の疑いで逮捕されました。
一審の神戸地裁は2023年、殺意と完全責任能力をともに認め、懲役18年の判決を言い渡しました。被告側は控訴していましたが、二審の大阪高裁でも一審の判断は相当であるとして控訴を棄却。さらに被告側は最高裁に上告したものの、最高裁がこれを棄却する決定を出したことで、懲役18年の判決が確定していました。
堤さんの遺族はおととし、元少年とその両親に対しておよそ1億4900万円の損害賠償を求めて民事裁判を起こしました。両親については監督する義務を怠ったなどとしました。
これまでの裁判で、堤さんの遺族は「息子の命を突然、理不尽な形で奪われた。被害者及び遺族を冒とくしている、裁判自体を冒涜しているとしか思えない」などと訴えていて、これに対し、元少年の両親側の代理人は「家族に対して暴力をふるったことはなかった。逮捕されるまで事件を起こしたことを知らず、犯行を予測することはできなかった」などと主張していました。
19日の判決で、神戸地裁は元少年に対し、堤さんの両親に9300万円、堤さんのきょうだい3人にそれぞれ110万円ずつ、合計9630万円の支払いを命じました。一方、かねてから主張していた元少年の両親に対する監督責任等については、「客観的にみると、被告少年の逃亡に寄与したと言え、検挙が遅くなった一因であると言える。しかし、被告両親らにおいては少年の犯行であることを疑いつつも確定的に認識していたとまではいえない」として、両親には賠償は命じませんでした。

JR山手線内で財布窃盗 容疑で中国人2人を現行犯逮捕 すり目的で入国か

JR山手線の車内で女性のバッグから財布を盗んだとして、警視庁捜査3課は19日、窃盗の疑いで、いずれも中国籍で住居・職業不詳の陶文生容疑者(57)と計海純容疑者(43)を現行犯逮捕した。いずれも容疑を否認している。
逮捕容疑は共謀し、19日午前8時5分ごろ、渋谷-恵比寿間を走行中の車内で、ドア付近に立っていた女性(56)が持つバッグから現金4500円やクレジットカードなどが入った財布1つ(時価1万円相当)を盗んだとしている。
捜査3課によると、陶容疑者が手元を隠しながら財布を抜き取り、計容疑者が見張りをしていた。2人は18日に中国から成田空港に到着しており、捜査3課はすり目的で入国したとみて、詳しい経緯を調べている。

「よくご注意なさって」 小池都知事「おじさん発言」に不快感

東京都の小池百合子知事は19日の定例記者会見で、鳥取県の平井伸治知事が18日の県議会で小池氏を念頭に「おばさん」と発言したことを問われ、「知事自らが先頭に立って、こうした『おじさん発言』をしているからこそ、女性がその土地に希望を持てなくなる」と不快感を示した。
鳥取県議会事務局によると、平井氏は18日の県議会で、少子化対策として子どもへの現金支給を提案した県議の一般質問に対し、「鳥取県は財政的に厳しい。東京都にはすぐにやる『おばさん』がいらっしゃる」といった趣旨の答弁を行った。
直後に別の県議から「女性差別ではないか」と指摘され、平井氏は発言を議事録から削除するよう議長に求めた。
小池氏は会見で「何か答えるのもむなしい感じがする」とした上で、「トップとして、女性に対していろいろな思いを伝えることは影響が大きい。よくご注意なさった方がよい」とくぎを刺した。
平井氏は2018年にも、税収の偏在是正措置を巡る全国知事会での議論の中で、「母の慈愛の心を持って」と小池氏を揶揄(やゆ)するかのような発言をした。後日、小池氏が不快感を表明し、平井氏は謝罪した。【加藤昌平】

2人の死因は溺死 辺野古転覆、死亡した女子生徒の救命胴衣は平和丸の船尾に引っかかる

沖縄県名護市辺野古沖で平和学習中の同志社国際高(京都府)の生徒が乗った船2隻が転覆し生徒ら2人が死亡した事故で、第11管区海上保安本部(那覇)は19日、亡くなった2人を司法解剖した結果、いずれも死因は溺死だったと明らかにした。亡くなった同校2年の女子生徒(17)が転覆した船の下で見つかった際、着ていた救命胴衣の一部が船尾付近の構造物に引っかかった状態だったことも判明。11管も把握し、当時の詳しい状況を調べている。
名護市消防本部によると、潜水士の隊員が転覆した2隻や周辺に取り残された人がいないか確認していたところ、同日午前11時15分ごろ、裏返った平和丸の船体の下で、仰向けの状態の女子生徒を発見。救助する際、女子生徒は着用していた救命胴衣の一部が船尾付近の構造物に引っかかった状態だったため、潜水士の隊員がその一部を外して引き上げたという。
引っかかっていたのは船尾付近にある船体の穴のようなもので、消防関係者は産経新聞の取材に「蓋らしきものは見当たらなかった」と話した。
11管によると、平和丸の最大搭載人員は13人、不屈は10人。当時、平和丸には12人、不屈には9人が乗っており、2隻は法定の定員に近い人数だった。事故で平和丸に乗っていた2年生の女子生徒が死亡し、他に生徒12人と乗組員2人の14人が負傷した。

日米首脳ランチ中止に=トランプ氏意向、会談延長へ

【ワシントン時事】日米両政府は高市早苗首相とトランプ米大統領が19日の首脳会談後に予定していたワーキングランチを取りやめた。約30分間と想定されていた首脳会談が延長される見通しだ。
日本政府関係者は「ランチの時間も惜しんで、会談を続けたいとのトランプ氏の意向だ」と説明した。夕食会は予定通り行われる。 [時事通信社]