相次ぐクマ被害の防止に向け、秋田市は30日までに、クマを捕獲したハンターに1頭当たり1万円の報奨金を支給することなどを盛り込んだ緊急対策を発表した。現場に出動する猟友会員の報酬も現行の4千円から8千円に倍増させる。
報奨金の支給は本年度限りで、狩猟期間の11月1日~来年2月15日までの捕獲が対象。個体数の減少を目的とし、全国のハンターにも協力を呼びかける。安定的な駆除のため、公務員としてハンターを募集・採用することも明らかにした。
秋田市では市街地でクマの目撃が相次ぎ、今月27日には農作業中の女性(81)が襲われ、死亡する被害も出た。
10代の女性を車で連れまわした疑いで逮捕された男性刑務官 不起訴処分(静岡地検浜松支部)
浜松市内で10代の女性を車で連れまわしたとして逮捕されていた刑務所の男性刑務官について、検察は28日付けで不起訴処分としました。
静岡刑務所浜松拘置支所の男性刑務官(21)は10月11日、浜松市内で、およそ1時間にわたり10代の女性を車で連れまわした疑いで逮捕されていました。
この男性について、静岡地検浜松支部はおととい付けで不起訴処分としました。理由については明らかにしていません。逮捕当時、男性は警察の調べに対し、容疑を認めていました。
「自分の性欲を解消するために持っていた」71歳の会社役員を児童ポルノ所持疑いで逮捕 別事件の捜査で自宅のハードディスクから動画見つかる
29日、札幌市北区で児童ポルノの動画データを所持したとして、71歳の男が逮捕されました。
児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕されたのは、札幌市北区に住む71歳の会社役員の男です。
警察によりますと、男は29日、自宅で児童ポルノの動画データを記録したハードディスクドライブを所持した疑いがもたれています。
警察は、別の事件で男を捜査をする中で、今回の事件が浮上し、裏付け捜査を進め、29日逮捕しました。
男が動画データをどのように入手したかは、明らかになっていません。
取り調べに対し、71歳の会社役員の男は「自分の性欲を解消するために持っていた」と話し、容疑を認めているということです。
警察は、動画データを他者へ提供していたかどうかや、余罪の有無などを調べています。
「抜群のセンス」小泉進次郎防衛大臣の“スカジャン外交”に称賛、高市首相と分かれた明暗
高市早苗首相と米・トランプ大統領の首脳会談が大きな注目を集めた10月28日。高市首相の“はしゃぎっぷり”に世間からさまざまな声が寄せられる中、防衛大臣を務める小泉進次郎氏の“らしさ全開”な外交が話題となっている。
おそろいの“スカジャン”をプレゼント
「高市首相については、横須賀基地に集まった米軍兵士の前でトランプ氏から“親しい友人”と紹介された際、拳を高く掲げピョンピョンと飛び跳ねて大喜びした姿が《リップサービスではしゃぎすぎ》《見てて恥ずかしい》と物議を醸しています。
また、トランプ氏をノーベル平和賞に推薦するという彼女の意向にも疑念が。国民からは、《お世辞外交》《媚び売りすぎ》という意見が寄せられています」(全国紙社会部記者、以下同)
そんな高市首相とは打って変わって絶賛の声が上がっているのが、小泉防衛大臣だ。
「小泉大臣は29日、へグセス米国戦争長官と会談。日米同盟の抑止力・対処力を強化していく方針を示し合わせました。ここで大臣が長官にプレゼントしたのが、色違いでおそろいデザインの“スカジャン”。
これは大臣の地元・神奈川県横須賀の名物でもあります。もともと、横須賀に駐留していた米軍兵士がジャケットに和風の刺繍を入れたことが起源とも言われていて、日米の国防に関する場でのプレゼントには、うってつけの品と言えるでしょう」
“スカジャン外交”に称賛の嵐
小泉大臣の粋な手土産に対して、ネット上では、
《進次郎、抜群のセンスやないか》
《そういうのでいいんだよそういうので》
《ちゃんと地元横須賀のアピールもやって、進次郎出来る子》
《基地のある横須賀伝統のスカジャン贈って絆深めるなんて粋なことできんだなこの野郎!》
など、好意的なコメントが多数寄せられている。
「石破茂内閣時代、農水大臣に登用されていたころは“コメ問題”に奔走しっぱなしで国民からも厳しい声が寄せられていた小泉氏。彼の持ち味は高いコミュニケーション能力を誇る“人間力”ですから、まさに今回のような外交は得意とするところでしょう。高市首相のハイテンションぶりが各方面で揶揄される中、“スカジャン外交”で好印象を残したのは、内閣にとっても大きな収穫だと言えます」(政治ジャーナリスト)
会談後には、自身のX(旧ツイッター)で《日米同盟は、単なる外交関係ではありません。自由と民主主義を守るための覚悟と責任の共有です》《この同盟をさらに強く、確かなものにするため、今後とも全身全霊で職務にあたってまいります》と綴り、さらに《ヘグセス長官と個人的な信頼関係を構築し、友情を深めることができたのも、防衛省・自衛隊の支えのおかげ。みんな、ありがとう》と、部下への気配りも見せた小泉大臣。その“人たらし力”で、高市内閣を支える柱となるか――。
【速報】「判断は時期尚早」今年7月の参院選「1票の格差」訴訟東京高裁が「合憲」判決最大3.13倍で選挙無効求め弁護士グループが全国で提訴「合憲」は2例目
今年7月の参議院選挙をめぐって「1票の格差」が最大3倍を超えて実施されたのは憲法に違反するとして、弁護士のグループが選挙の無効を求めた裁判で、東京高裁はさきほど、訴えを退け、「合憲」とする判決を言い渡しました。
今年7月に行われた参議院選挙では、選挙区によって議員1人あたりの有権者数に差がある「1票の格差」が最大で3.13倍となっています。
弁護士の2つのグループは、こうした状況が「投票価値の平等に反し違憲だ」などとして、選挙の無効を求める訴えを全国の高等裁判所などで16件起こしています。
きょう(30日)の判決で、東京高裁は、「違憲状態かどうかを判断するには時期尚早だ」として訴えを退け、「合憲」の判決を言い渡しました。
選挙制度の見直しを議論している国会の協議会が今年6月、「2028年の選挙に向けて結論を出す」という報告書を出していることを踏まえた判断です。
一方、「1票の格差」には「看過しがたい拡大傾向が生じている」として、「結論を更に先延ばしにするようなことがあれば違憲の判断も免れない」と指摘しました。
一連の裁判ではこれまでに、大阪高裁で今月24日に「合憲」の判決が、名古屋高裁金沢支部ではきのう(29日)「違憲状態」とする判決が出ていて、判断が分かれています。
参議院選挙の「1票の格差」をめぐっては、最大で4.77倍だった2013年の選挙について、最高裁は「違憲状態」と判断。その後、「鳥取と島根」「徳島と高知」に「合区」が導入されるなどして、格差が3倍程度に縮小した2016年以降の3回について、最高裁はいずれも「合憲」と判断していますが、前回の判決では、格差の是正を「喫緊の課題」と指摘していました。
「美人局」の手口か 少年2人と女子高校生を逮捕 SNSで知り合った男性にけがをさせ現金を奪った疑い
福岡市東区で今年6月、SNSで知り合った男性にけがをさせ現金を奪ったとして、17歳の少年2人と16歳の女子高校生が逮捕されました。いわゆる「美人局」の手口とみられています。
強盗傷害の疑いで逮捕されたのは、いずれも福岡市に住む17歳の少年2人と16歳の女子高校生です。
3人は今年6月、福岡市東区千早で車に乗っていた男性(当時52)の顔を複数回殴ってけがをさせたうえ、現金1万円を奪い取った疑いが持たれています。
男性は全治およそ2週間のけがをしました。
警察によりますと、被害者の男性はSNSで知り合った女性を車の中で待っていたところ、いきなり乗り込んできた少年2人に襲われたということです。
取り調べに対し3人は、「無理やりお金を取ったわけではありません」「何も言えません」などと話しているということです。
警察はいわゆる「美人局」の手口とみて、事件のいきさつなどを詳しく調べています。
高市批判インタビューの石破前首相に「イキイキしてる」の皮肉、トランプ大統領との“友情の証”も写り込み
10月30日、石破茂前首相(68)の独占インタビューが中国新聞デジタルで配信された。総辞職から9日、首相の座を明け渡して“肩の荷が降りた”のか、さっそく“本来の姿”を取り戻した石破前首相ーー。
記事では、石破内閣での政策を振り返る傍らで、高市早苗首相(64)による新内閣についても言及。公明党との連立離脱に【すごく違和感がある】と、さらなる保守路線になることを懸念し、またコメ政策にも【不愉快な話だ】と、自身が打ち出した政策が方向転換されたことにご立腹の様子。
前首相として、また自民党議員としてサポートすべき立場にあるはずが、国民からの支持を得る高市内閣の政策に“いちゃもん”をつけるような姿に、
《石破氏批判する側に回ったらイキイキしてるね》 《やっぱ、後ろから弾を撃つのがお似合いだよ》 《ずーっと党内野党としてこういう批判的発言をしてきましたよね。なりたかった総理大臣になって夢を叶えて、また元のポジションに戻った感じ》
SNSでは、国民からの皮肉の声、呆れ声が上がっている。
かつて党内の主流派閥とは距離を置き、安倍晋三前首相(享年67)らの政権批判を繰り返したことで「党内野党」と一目置かれた石破氏。ところが2024年10月に総理大臣の座に着くと一転、期待された“党内野党”ぶりを発揮することなくわずか1年で退陣。
岸田文雄前首相(68)から受け継いだかのように、就任当初から内閣支持率は40~50%と低く、その後も批判されることが多かった石破氏。やはりインタビュー記事の添えられた写真にような、腕を組みつつ鋭い眼光を向けた“野党”らしい、「イキイキした」表情が物語る通り、こちらの方がお似合いなのかもしれない。
背後に飾られた“一生の宝物”
しかし、議員事務所で行われたであろうインタビューだが、石破氏のすぐ後ろには元首相としての自負なのか、それとも未練なのか、わずか1年でも「内閣総理大臣」を務めたプライドが写り込んでいた。
2025年2月、アメリカのドナルド・トランプ大統領(79)に迎えられたホワイトハウスで撮られた、石破氏が満面の笑みを浮かべているツーショットが収められた証書ホルダー。トランプ大統領からの【偉大な首相になるだろう】との直筆メッセージカードも添えられた記念品は、まさに首相経験者のみが所持できる“一生の宝物”と言える品だ。
10月27日から29日までの間、6年ぶりの来日を果たしたトランプ大統領。東京・元赤坂の迎賓館で高市首相に迎えられた際の笑顔のツーショットが公開され、日米関係の新たな「黄金時代」の始まりが強調されたばかり。
そんなトランプ大統領との“友情”を築いた高市首相に負けじとばかり、「俺の方がいい笑顔だろ」と見せつけるためにカメラマンにアングルを注文したかは定かではないが、記念品を含めた背景をぼやかせて撮られたあたりは政局を読み違えたのだろうか。
架空の融資話の保証名目で現金詐取容疑、コンサル社長逮捕…10社で被害14億円か
架空の融資話を持ちかけ、保証金名目で現金をだまし取ったとして、警視庁は30日、コンサルティング会社「バー トレーディング ジャパン」(東京都千代田区)社長の男(53)(東京都港区)を詐欺容疑で逮捕した。2020年7月~21年5月に、同様の手口で全国の約10社の経営者らから総額約14億円を詐取したとみている。
捜査関係者によると、男は20年6~12月、東京都港区のホテルなどで、愛知県のソフト開発会社を経営する50歳代女性に、「内閣府が『SDGs未来都市』に選定した沖縄県石垣市の再開発プロジェクトに参画してくれれば融資する。融資額の1割の保証金が必要」とうそを言い、計約1億2600万円を詐取した疑い。
男は知人を介して女性と知り合い、実在する内閣府の事業の資料や自身のインタビューが掲載された米誌の日本版記事を見せて信用させていたという。女性が融資金が振り込まれないことを不審に思い、同庁に告訴状を提出していた。
同庁は、詐取金を自身が経営に関わっていた愛知県内の社会人サッカーチームの運営費などに充てていたとみて調べている。
警察、ライフル銃でクマ駆除=緊急対策、11月中旬取りまとめ―政府
政府は30日、クマ被害対策に関する関係閣僚会議の初会合を首相官邸で開いた。議長の木原稔官房長官は警察に対し、ライフル銃を使用した駆除を早急に検討するよう要請。緊急の施策パッケージを11月中旬までに取りまとめるよう関係省庁に指示した。
木原氏は記者会見で「警察において、クマに関する知識を習得し訓練した警察官の確保、装備・資器材の整備なども含め、ライフル銃を使用したクマの駆除について早急に対応していく」と述べた。政府関係者によると、警察のライフル銃による駆除は現行法で可能だが、前例はないという。
木原氏は会議でクマによる今年度の死者が過去最多の12人に上ると説明。「被害が多様化、広域化しており、国民の安全・安心を脅かす深刻な事態だ」と語った。
小泉進次郎防衛相は、30日に陸上自衛隊秋田駐屯地(秋田市)で箱わな運搬などの訓練を実施したと報告。石原宏高環境相は狩猟免許を持つ自治体職員「ガバメントハンター」を含む捕獲者の確保に向け「(今年度の)補正予算を活用した対応を進める」と表明した。
石原氏は、北海道に住むヒグマが約1万2000頭、本州・四国に生息するツキノワグマが約4万2000頭以上いると推定されると説明した。
クマが学校敷地内に出没するケースがあったことから、文部科学省は全国の教育委員会に対し、危機管理マニュアルを改定し、安全対策を強化するよう通知した。
政府は被害拡大を受け、従来の関係省庁連絡会議に総務省、文科省、防衛省も加え、閣僚会議に格上げした。 [時事通信社]
山尾志桜里氏、陛下面会のトランプ氏に不快感「以後謹んで頂きたい」 「ある振る舞い」に批判を連投
元衆院議員の山尾志桜里氏が2025年10月28日から29日にかけ、米トランプ大統領が天皇陛下と面会したときの振舞いについて、「陛下の背中に手を添えたり、上から握手を包み込んだりする仕草は、以後謹んで頂きたい」などとX上で不快感を示している。
「天皇陛下にフレンドリーなのはいかがかと」
トランプ氏は10月27日、皇居で天皇陛下と面会した。玄関前で出迎えた陛下と握手しながら空いた手を二の腕に添えたり、御所に入りながら陛下の背中に手を添えたりする映像が複数メディアで報じられた。
山尾氏は28日、この様子を映すYouTube動画を紹介しながら、「高市総理とフレンドリーなのは喜ばしいが、天皇陛下にフレンドリーなのはいかがかと。 陛下の背中に手を添えたり、上から握手を包み込んだりする仕草は、以後謹んで頂きたい、と思う一国民です」と私見を述べた。
そして翌29日にも再び言及。「トランプ訪日という機会をきっちり国益に結びつけた高市政権、お見事だと思う」などと前置きした上で、次のように指摘した。