自民党の森山裕幹事長は31日、鹿児島県霧島市で講演し、衆参両院で少数与党となった政権として、野党との協議を重視する考えを強調した。「国内で政争があってはならない。与党、野党がしっかり議論し、一つの方向に向かって政治を進めることが求められている」と語った。
一方、参院選で多くの野党が主張した消費税減税については改めて否定的な立場を示した。「社会保障財源をどこに求めるかを提示しないと政策ではない。国民に冷静に判断いただくことが大事だ」と指摘した。 [時事通信社]
【速報】同居する91歳の母親の首を絞めて殺害した疑い 息子(68)を逮捕 兵庫・南あわじ市
91歳の母親の首を絞めて殺害した疑いで、68歳の息子が逮捕されました。
殺人の疑いで逮捕されたのは、兵庫県南あわじ市の無職、新居義典容疑者(68)です。
警察によりますと、新居容疑者は30日午後5時ごろ、自宅で同居する91歳の女性の首をタオル様のもので絞めて殺害した疑いがもたれています。
31日の午前5時半ごろに被疑者本人が「母親を殺してしまった」と警察に通報し、警察官が駆け付けたところ、住宅の1階の畳の上に母親が横たわっていたということです。
新居容疑者はこの家で母親と二人暮らしだったとみられていて、警察の調べに対し「タオルで母親を殺したことに間違いありません」と容疑を認めているということです。
警察は事件の経緯を詳しく調べています。
対向車線にはみ出し軽乗用車同士が正面衝突 80歳の男性が死亡 島根県松江市
8月31の午前9時頃、松江市の県道で車3台が絡む事故があり、軽乗用車を運転していた80歳の男性が死亡しました。
事故があったのは、松江市玉湯町布志名の県道です。31日午前8時45分頃、松江市玉湯町玉造の無職の男性(80)が運転する軽乗用車が前方で右折待ちをしていた普通乗用車に接触した後、対向車線へはみ出し、対向車線を走ってきた軽乗用車と正面衝突しました。
この事故で、男性(80)が胸を強く打ち、病院に搬送されましたが死亡が確認されました。また、男性(80)の車と衝突した軽乗用車を運転していた54歳の女性が軽いケガをしました。
現場は、片側1車線の直線道路で、事故の詳しい原因については松江警察署で調べています。
新幹線無賃乗車、万博で集団万引…撮り鉄転売ヤー「大宮赤ラン軍団」 そのセコすぎる手口
趣味の鉄道撮影でつながった「撮り鉄」のグループは、いつから犯罪集団に転化したのか。大阪・関西万博会場で、大量のグッズを集団で万引したとして東京都内の大学生ら20代の男6人が大阪府警に逮捕された。捜査関係者によれば、もともと無賃乗車の常習犯。新幹線を利用しながら、東京-大阪間を1人150円で移動していた。観光も兼ねた〝万引行脚〟だったとみられ、規範意識の乏しさが目立つ。
デッキやトイレでチェック回避
6月26日午前、東京駅構内に、いずれも大学生の平原雄大被告(20)=東京都北区、窃盗罪で起訴済み=と、木村彩人被告(22)=板橋区、同=ら5人のメンバーが集まった。
捜査関係者によると、それぞれ1人150円の入場券のみで新幹線に乗り込んだ。目的地は大阪の万博会場。「万博グッズを盗み、転売する目的だった」という。
新幹線の車内ではそれぞれ分散し、自由席付近のデッキやトイレに長時間滞留。チケット確認をやり過ごした。
「張り付き」に「センサー隠し」
「新大阪駅は警備が厳しい」。そんな情報を得ていたメンバーたちはその先の新神戸駅で降車。自動改札機を通過するときは、前を行く人にぴたりと接近し、手荷物を使ってその人との隙間を埋めることで、センサーに「1人しか通過していない」と誤認させる「張り付き」という手法を使ったとみられる。
さらに万博会場へ向かう在来線でも、無賃乗車を繰り返した。この際はセンサー部分を覆い隠し、人の通過を識別させない「センサー隠し」を行っていたという。
残る1人とは万博会場前で合流。いずれも成人だったが、一部メンバーは12~17歳が対象の「中人」チケットで万博会場へ割引入場した疑いも浮上している。
オフィシャルグッズストアでは公式キャラクター「ミャクミャク」のグッズなどを手提げかばんに大量に詰め込んで万引した。ミャクミャクが黒一色で統一され、購入制限がかかるほど人気の通称「黒ミャクミャク」も被害品に含まれ、平原被告は「限定グッズは高く売れる」と供述した。
「尖閣」の隠語、SNSで不正情報を共有
摘発された6人はいずれも「撮り鉄」仲間で、JR大宮駅(さいたま市大宮区)を中心に不正乗車を繰り返していたことから「大宮赤ラン軍団」と呼ばれていた。改札機を〝強行突破〟して機械のエラーを示す赤ランプを点滅させる行為から、この名が付いた。6人が参加するSNSのグループには約30人が集まり、不正が比較的容易な駅の情報などを共有していたという。
センサー隠しをはじめとするこうした不正乗車の手口はSNSでも「尖閣」などの隠語で流通。手口を紹介する動画もSNSで複数アップされている。ある鉄道会社の関係者は、遠隔監視システムの導入など対策はしているものの「改札機のシステムの隙をつく手口はSNSで広く拡散され、すべてを防ぐのは極めて困難だ」とこぼす。
逮捕された6人について、捜査関係者は「グッズの転売がもうかると知って、観光も兼ねて万博会場を選んだのだろう」と推測。府警は「撮り鉄」グループが万引集団に変化した経緯など実態解明を進めている。(鈴木源也、木下倫太朗)
利根川の中州にグライダーが墜落し操縦の女性死亡…大破の機体は慶応大所有か、六大学の競技会中
31日午前11時55分頃、埼玉県熊谷市葛和田の利根川付近で、20歳代くらいの女性が操縦する1人乗りのグライダーが墜落した。機体は大破し、女性はその場で死亡が確認された。
県警熊谷署の発表によると、グライダーは妻沼滑空場の滑走路の北東に位置する利根川の中州に墜落した。午前11時40分頃に離陸したが、その後、何らかの原因で墜落したとみられる。
同滑空場ではこの日、東京六大学対抗の競技会が行われていた。機体は慶応大学の所有とみられ、同署は女性が慶応大の学生の可能性があるとみて、身元や死因を調べている。
国土交通省は同日、この事故を航空事故と認定した。国の運輸安全委員会は、航空事故調査官を現地に派遣し、詳しい原因を調べる方針。
明日9月1日(月)の天気予報 9月スタートも猛暑 北海道は激しい雨に注意
【 天気のポイント】
・西日本、東日本は9月でも猛暑
・東北は南部で日差し、北部は雲優勢
・北海道は雨 激しく降るおそれ
9月スタートの明日1日(月)は西日本、東日本で晴れて35℃以上の猛暑日の所が多くなります。北日本は低気圧や前線の接近で雨の範囲が広がり、北海道では局地的な激しい雨に注意が必要です。
西日本、東日本は9月でも猛暑
西日本、東日本は高気圧に覆われ、夏と変わらないほどの強い日差しが照りつけます。今日31日(日)のような危険な暑さにはならないものの、35℃以上の猛暑日の所が多く、厳しい暑さには変わりがありません。9月になっても熱中症対策は必須です。
内陸部、山沿いでは午後の雷雨に注意をしてください。
東北は南部で日差し、北部は雲優勢
東北は南部で高気圧に覆われて日差しが届きます。昼間は暑さが厳しく、内陸部では35℃以上の猛暑日になる予想です。
北部は段々と雲が厚みを増し、夕方以降は日本海側を中心に雨の降り出す可能性があります。お出かけの際は折りたたみの傘など雨具をご用意ください。
北海道は雨 激しく降るおそれ
低気圧や前線の接近に伴って、早い所では朝から雨が降りやすくなります。午後にかけて雨の範囲は広がり、日本海側では雨雲が発達して激しい雨の降る所がある見込みです。帰宅時間帯に雨のピークになる可能性があるため、車の運転などの際はご注意ください。
雨の割に気温は高く、少し蒸し暑く感じます。
徒歩で嘉手納基地に侵入した疑い 中国籍の男を逮捕 沖縄署
沖縄署は30日、正当な理由なく米軍嘉手納基地に侵入したとして、中国籍の住所不詳、自称自営業の容疑者(37)を刑事特別法違反容疑で緊急逮捕した。認否を明らかにしていない。
署によると、男は30日午前11時半ごろ、徒歩で嘉手納基地第2ゲートに正当な理由なく侵入した疑いがある。米軍憲兵隊が男の身柄を拘束し、署に引き渡した。パスポートを所持していたという。
埼玉・熊谷市でグライダー墜落 操縦者の女性死亡 現場付近で“東京六大学対抗グライダー競技会”が開催
きょう埼玉県熊谷市でグライダーが墜落した事故で、警察は操縦していた20代ぐらいの女性の死亡を発表しました。
「グライダーが墜落しました。機体は大破して、原型をとどめていません」
警察などによりますと、きょう正午ごろ、埼玉県熊谷市葛和田で「20代の女性が大会中に墜落した」と119番通報がありました。
周辺にいた人が墜落するグライダーを目撃し、通報したということです。
警察は、墜落したグライダーを操縦していた20代ぐらいの女性の死亡を発表しました。
グライダーは妻沼滑空場近くの利根川の中州とみられる陸地で発見されていて、妻沼滑空場を離陸直後に何らかの原因で墜落したとみられています。
警察は女性の身元の特定を進めるとともに、事故の状況を詳しく調べています。現場付近ではきょうから東京六大学対抗のグライダー競技会が行われていました。
グライダーが墜落し女性死亡 近くの河川敷で学生競技会中 埼玉
31日午後0時5分ごろ、埼玉県熊谷市で「グライダーが利根川に墜落した」と目撃者から119番があった。機体は同市葛和田(くずわだ)の利根川の中州で大破しており、県警熊谷署は乗っていた20代くらいの女性の死亡を確認した。
同署によると、近くにある利根川河川敷の妻沼(めぬま)滑空場では東京六大学によるグライダー競技会が開かれていた。女性は同滑空場から1人でグライダーに乗って北方向に離陸後、墜落したとみられる。同署が女性の身元や詳しい事故の経緯を調べている。【鷲頭彰子】
将来的に10%超と推計の外国人、「受け入れ人数に上限」是非を検討…鈴木法相が表明
鈴木法相は29日、外国人の受け入れ人数に一定の上限を設ける是非について検討に乗り出すと表明した。同日、出入国在留管理庁にプロジェクトチームを設置し、本格的な議論を始めた。
政府は、人手不足の分野で外国人を受け入れる「特定技能」や「育成就労」の在留資格を除き、受け入れ人数に上限を設けていない。現在、国内の外国人比率は人口の2・8%で、人口減少や在留外国人数の増加によって将来的に10%を超えると推計されている。
鈴木氏が29日に公表した論点整理によると、従来は外国人の受け入れに一貫した方針がなく、「中長期的に外国人が社会に与える影響や課題とどう向き合うか、精緻(せいち)な議論を開始する時期に来ている」と指摘した。
上限設定の方法については、「外国人の極端な増加により、社会との摩擦が許容度を超える兆候が見えた場合に、時限的に受け入れ制限を行う」ことなどを例に挙げた。
論点整理では、経済成長や税・社会保障、治安などの「複数の観点から中長期かつ多角的な検討」が必要とも指摘した。鈴木氏は同日の記者会見で「諸外国でも社会統合には大変苦労している。早めに対応を考えておくべきだ」と強調した。