【うるま】ランニング中に海で溺れかけていた女性を発見し救助したとして、うるま市消防本部は6月19日、矢ヶ部拳土さん(32)=同市=に感謝状を贈った。
4月26日深夜、同市の海中道路ロードパークをランニングしていた矢ヶ部さんは、海の方から「助けて」という声を聞いた。目を凝らして暗い海を見ると、女性が水面でもがいていたという。
矢ヶ部さんは迷うことなく海に向かい、約20メートル泳いで女性の元へ。背後から抱きかかえるようにして岸まで泳ぎ、無事救助した。女性はパニック状態だったが、「落ち着いて」と声をかけ、到着した消防に引き渡した。
矢ヶ部さんは「怖いという気持ちより、とにかく今助けなければとの思いが強く、体が勝手に動いていた。無事で本当に良かった」と振り返った。
福地常勝消防長は「発見が遅れていれば大がかりな捜索になる可能性もあった。勇気ある行動に、心から感謝したい」と語った。(中部報道部・垣花きらら)
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石破首相ムッとする「news23」小川彩佳の“ひとこと”に「そんな簡単な話じゃない」
3日公示の参院選(20日投開票)を前に、1日深夜に放送されたTBS系「news23」(月~木曜午後11時、金曜午後11時58分)で、与野党8党首によるテレビ討論が行われた。テーマの1つとなったコメの適正価格をいくらと考えるかとの質問で、石破茂首相の主張に対しメインキャスターを務めるフリーアナウンサー小川彩佳が「なるべく、簡潔にお答えいただけたら…」と指摘し、これに石破首相がムッとした表情で言い返す様子が放送された。
高騰が問題になっていたコメの価格は、小泉進次郎農相による随意契約による政府備蓄米放出などの効果もあり、平均価格は5週連続で値下がりしているが、全体的には依然、高い水準が続いている。
「コメの適正価格」を問われた石破首相は「生産者も消費者も納得する価格」とフリップに書き込んだ。藤森祥平キャスターから「今、有権者は、いくらと知りたいと思うんですが」と問われた石破首相は「それは、いくらということは今は言えません。(適正価格は)3000円台ということを(国会などで)申し上げたが、これから先、どうやってコストを下げていくかということがどこまでできるかということです」と述べるにとどめた。
その後は、「価格弾力性が小さい」とコメ価格の特性を説明しながら、農家の手取りを増やすための政策、生産者と消費者の考える価格の「接点」について「いくからはこれから計算してみないと分かりませんが、1年で2倍になったのはどう考えてもおかしい」と現状に触れながら、野党が求め生産者の所得を補償する「直接支払制度」のあり方にも触れるなど、多岐にわたって主張を口にした。
石破首相以外にも7党の党首が発言の機会を待っていることもあってか、小川は「なるべく、簡潔にお答えいただけたらありがたいんでんすけども…」と思わずひとこと。すぐに質問を続けようとした小川に、石破首相は「そんな簡単な話じゃないですよ」と、腕を組みながら言い返した。
石破首相の不機嫌そうな様子を受け、小川が「分かっております」と応じる様子も放送された。
山尾志桜里氏“ヤケクソ立候補”の波紋…まさかの参院選出馬に国民民主党・玉木代表は真っ青
逆襲開始か。山尾志桜里元衆院議員(50)が1日、東京・吉祥寺の選挙事務所で会見し、3日公示の参院選(20日投開票)東京選挙区への無所属出馬を表明した。
国民民主党公認で比例区擁立が決まっていたが、先月10日の出馬会見で過去の不倫報道の釈明を避けるなどして大炎上。翌日には公認を取り消された。ハシゴを外された山尾氏は、自身のXに2000字超の長文を投稿。党の対応に強い不満をあらわにし、玉木代表らのガバナンス不全を訴えるなど泥仕合に発展した。
怒りを会見でぶちまけるのか──。詰めかけた報道陣の予想とは裏腹に、本人は「リベンジという考えは全くありません」とキッパリ。無所属出馬を決めた理由も「一言で言えば(自身が主張する)中道政治を諦められないから」と語った。
Xの長文投稿は「怒りをぶつけるというより、党のガバナンスについて疑問を抱き、必要な範囲で事実経過をお伝えすべきと思った」と言う。もう吹っ切れたのか、妙にサバサバしていた。本心はどうなのか。
「三顧の礼で迎えたはずの玉木さんらに裏切られ、怒り心頭でした。それこそ何らかの手段で反撃することも考えていたほど。それに事務所もすでに構え、選挙準備は整っていた。時間もお金もかけたのに、今さらナシにはできなかったのでしょう」(国民民主関係者)
■国民民主の「目玉」がピンチ
東京選挙区は改選数6。今回は欠員1を埋める補選も併せて実施する。現状は共産・公明に、それぞれ2人立てた自民・立憲の1人ずつは堅いとみられる。以下はダンゴ状態で残る3枠を激しく争う展開が予想される。組織の後ろ盾もなければ、山尾氏が当選圏内に届くのは厳しいだろう。ただ、知名度から一定の票は集めそうだ。そうなると、もっとも票を食われそうなのが国民民主である。
強気で2人擁立したものの、票が割れてダブル当選は苦しい。その上、一連の騒動で「山尾=国民民主」の印象は強く、有権者に勘違いされれば、目玉候補の元NHKアナ牛田茉友氏(40)は同じ女性だけに割を食いかねない。
「彼女は元アナウンサーながら演説がなかなか上達しない。選挙も初めてなのに、都連が人員不足でサポートしてくれる人もほぼ皆無です。本人も相当頭を悩ませているようです」(前出の国民民主関係者)
山尾氏のヤケクソ出馬の影響で国民民主は東京の獲得議席ゼロもあり得るし、騒動の“延長戦”突入は全選挙区にマイナスの波紋を広げるだけだ。山尾氏の「リベンジ」はすでに達成されているのかもしれない。
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元衆院議員の山尾志桜里氏の公認見送りめぐるドタバタ劇は●関連記事【もっと読む】『山尾志桜里氏が参院選「公認取り消し」に至るまで…玉木国民民主またポンコツぶり露呈』に詳しい
著名人たちが次々と“駆け込み”参院選出馬…世良公則氏の電撃参戦に大阪自民は戦々恐々
3日の参院選公示を前に、著名人が駆け込み出馬ラッシュだ。
大阪選挙区(改選数4)への参戦を1日表明したのは、ミュージシャンの世良公則氏(69)。無所属で立候補する。会見でオーバーツーリズム対策として外国人の入国制限や消費税免税の見直し、不動産購入の規制強化を訴え、「物価に見合った収入がないのが問題」とし、減税も打ち出した。
「自身のSNSで政治的な発信を続け、時には政権を厳しく批判するが、基本は『保守』の人。高市早苗前経済安保相とも交流がある。大阪選挙区は最後の4つ目のイスを巡り、自民候補が激しく争う情勢。まさかの世良さん出馬で保守票を奪われないか、自民は戦々恐々でしょう」(政界関係者)
社民党はラサール石井を比例代表で擁立
6月30日は、日刊ゲンダイのコラムでもお馴染みのラサール石井(69)が出馬表明。社民党が比例代表で擁立する。社民は今回2%以上の得票がなければ政党要件を失うが、ラサール氏は会見で「護憲や平和や労働問題を考えることがなくなったら、この国はタガが外れていく」と熱弁。党の存亡をかけた戦いに意欲を燃やす。
同じ日には、日本保守党が北村晴男弁護士(69)を比例代表に擁立すると発表した。北村氏は保守党の百田尚樹代表の著書「永遠の0」に感動し、「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)での共演を機に意気投合。百田代表は早速SNSで〈自民党から出れば当選確実なのに(中略)漢です〉と持ち上げた。
比例代表では、2年前に日本維新の会を離党した鈴木宗男氏(77)が23年ぶりに自民に復党。公認を得て出馬する。自民は「オリラジ」の中田敦彦の弟でプロダンサーの中田フィッシュ氏(39)や、経済評論家の岸博幸氏(62)も比例代表に擁立する。
はたして何人が当選するのか。
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山尾志桜里元衆院議員(50)が参院選東京選挙区への無所属出馬を表明。公認を取り消した国民民主党へのリベンジかと思いきや? ●関連記事【もっと読む】『山尾志桜里氏“ヤケクソ立候補”の波紋…まさかの参院選出馬に国民民主党・玉木代表は真っ青』で詳報している。
東京・新宿マンションの男性遺体 死体遺棄容疑で30歳を逮捕
東京都新宿区のマンションの一室に知人男性の遺体を遺棄したとして、警視庁捜査1課は2日、住所・職業不詳、北誠一容疑者(30)を死体遺棄容疑で緊急逮捕した。部屋はアダルトビデオの撮影や画像編集、待機場所として使われていたとみられる。
逮捕容疑は、仲間と共謀して6月27日ごろ、新宿区新宿6のマンションの一室で、住所・職業不詳の成瀬壮一郎さん(当時35歳)の遺体にブルーシートをかぶせるなどして隠して遺棄したとしている。「私はやっていない」と容疑を否認しているという。
警視庁によると、1日午後2時半ごろ、「異臭がする」とマンションの管理会社から110番があり、新宿署員が4階の一室から成瀬さんの遺体を見つけた。
遺体は頭部に複数の外傷があり、浴室の壁にもたれかかるようにして倒れていた。死後1週間前後たっているとみられ、警視庁は死亡した経緯も調べている。
北容疑者と成瀬さんは仕事を通じた知人で、ともに住人ではないものの部屋に出入りしていた。防犯カメラの画像から6月27日に北容疑者ともう1人の男性が部屋を出る姿が確認されており、警視庁はこの男性も何らかの事情を知っているとみて行方を調べている。
マンションでは数日前から「4階で異臭の苦情があり調査する」という内容の張り紙がされていたという。3階に住む40代女性は「単身者向けの部屋が多く、歌舞伎町が近いので『夜の仕事』をしている人も住んでいると思う。近所付き合いはなく、どんな人が出入りしているかも分からない」と話した。【菅健吾、朝比奈由佳、松本ゆう雅】
【続報】伊東市・田久保市長「大学卒業したとの認識だった」 記者会見で釈明(静岡)
伊東市の田久保真紀市長は自身の学歴詐称疑惑をめぐり2日午前11時から記者会見を開き「大学は除籍」であったことを明らかにしました。
一方で「公職選挙法上問題はない」と釈明しています。
この問題は田久保市長が公表していた最終学歴について「うその記載があった」という投書があり市議会で説明が求められていました。
田久保市長は、市の広報誌などで「東洋大学法学部卒業」と記載していましたが6月28日に大学に卒業証明書の取得で訪れたところ「大学は卒業していない」「除籍」であることが明らかになったということです。
「除籍」の認識があったか記者に問われると、「卒業したという認識だった」などと説明しています。
市民への信頼問題について追及されると、「皆さんからいただいた票、選挙期間中に示した経歴は公職選挙法上問題ない」と繰り返し説明しました。
逮捕の男「職場で嫌がらせ受けていた」一方的に恨み募らせたか 池袋「サンシャインシティ」男性殺害疑い
東京・池袋の「サンシャインシティ」の法律事務所で従業員がナイフで刺され、その後、死亡した事件で、逮捕された同僚の男が「職場で嫌がらせを受けていた」という趣旨の供述をしていることがわかりました。
警視庁によりますと、渡辺玲人容疑者は1日、勤務先の豊島区の「アディーレ法律事務所」で同僚の芳野大樹さんをナイフで刺し、殺害しようとした疑いが持たれています。芳野さんは、その後、死亡しています。
渡辺容疑者は「以前から恨みを持っていた」と容疑を認めていますが、「職場で嫌がらせを受けていた」という趣旨の供述をしていることが、捜査関係者への取材でわかりました。
ただ、これまでに2人の間のトラブルは確認されていないということで、警視庁は渡辺容疑者が一方的に恨みを募らせていた可能性もあるとみて調べています。
news23党首討論に苦言「皆さん、話が長すぎる」参政党代表「言ったもの勝ちならルールに」
参政党の神谷宗幣代表(47)が2日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。1日深夜に放送されたTBS系「news23」(月~木曜午後11時、金曜午後11時58分)の与野党8党首によるテレビ討論で、他党党首の「話が長すぎる」と苦言を呈した。
神谷氏は「NEWS23の収録に行ってきました」と報告すると「皆さん、話が長すぎる」と一言。「司会者が目安の時間を伝えているんだからタイマーがなくても守るべきだと思います」と注文を付けた。
続けて「与えられた時間でコンパクトに話すのがルールのはず。割り込んで話すのは嫌だったので、今日はやりませんでしたが、、、。」と自らの行動を振り返った上で「言ったもの勝ちならそういうルールにしてもらいたいと思いました」と指摘。番組視聴を呼びかけつつ「ルールを守っている人が大人しく見えると思います」とつづった。
番組には自民党総裁の石破茂首相、公明党の斉藤鉄夫代表、立憲民主党の野田佳彦代表、日本維新の会の吉村洋文代表、国民民主党の玉木雄一郎代表、共産党の田村智子委員長、れいわ新選組の山本太郎代表、参政党の神谷代表が出演。討論前にはキャスターの小川彩佳が「できうる限り多様なお話をおうかがいしたく思っていますので、お答えはなるべく簡潔に、端的にお願いいたします」と呼びかけ、質問ごとに「30秒」などと時間も区切っていた。
2日朝震度5弱観測 地震相次ぐ悪石島から中継 島民から疲労の声「眠るのが怖い」 鹿児島
2日朝、震度5弱を観測した悪石島から中継です。
89人が暮らす悪石島の集落からお伝えしています。
2日午前7時半ごろフェリーで悪石島に入りましたが、地震による断続的な揺れを感じます。
相次ぐ地震に島の住民は「夜ゆっくり眠れない」などと話し、疲れがたまっている様子が伺えました。
(島民)「下からドンという揺れではなく横揺れ。ずっと続いて揺れているから、眠るのが怖い」
(島民)「終わりがみえなくて子どもだけでも、(島外)避難させるかどうかも検討していかないと」
2日朝、震度5弱を観測したあとも地震は続いていて、島では収まらない揺れと向き合う生活が続いています。
午後3時26分ごろ、トカラ列島近海を震源とする地震で、震度5弱を十島村の小宝島、震度3を十島村の宝島と悪石島で観測しました。県と十島村役場によりますと、現在のところ、被害の情報は入っていないということです。
トランプ氏発言に広島市長苦言 「被爆の実相理解せず」
広島市の松井一実市長は2日の定例記者会見で、米軍のイラン核施設攻撃を広島、長崎の原爆投下を引き合いに正当化したトランプ米大統領の発言について「被爆の実相を理解していない発言だ」と苦言を呈した。認識を改めてもらうため、トランプ氏に被爆地を訪れるよう求めた。
松井氏は「原爆が使用されれば敵味方の区別なく命を奪い、人類の存続にも関わると理解していないのではないか」と語った。トランプ氏に広島で原爆資料館を見学し、被爆者の言葉を聴いてほしいとし、在日米大使館関係者を通じて要望するとした。
トランプ氏は6月25日、イランへの攻撃に関し、原爆投下と「本質的に同じことだ」と述べていた。