2日午後4時50分頃、鳥取県智頭町智頭で、町道を歩いていた近くに住む男児(5)が、同町内の男性(66)が運転する軽乗用車にはねられた。男児は鳥取市内の病院に搬送され、死亡が確認された。
県警智頭署の発表では、現場はJR智頭駅の北約200メートルの信号機や横断歩道のない直線道路。事故を目撃した人から通報があったといい、署が事故原因を調べている。
高市内閣の支持率82.0% 政権発足直後の支持率としては2001年以降2番目に高い JNN世論調査
先月発足した高市内閣の支持率が82.0%にのぼることが、最新のJNNの世論調査でわかりました。
高市内閣を「支持できる」という人は、先月の石破内閣の支持率と比較して38.3ポイント上昇し、82.0%でした。一方、「支持できない」という人は14.3%でした。
政権発足直後の支持率としては2001年以降の政権で、小泉内閣に次ぐ2番目に高い数字です。
次に、自民党と日本維新の会が連立政権を樹立したことについて、▼「評価する」は52%、▼「評価しない」は29%でした。
自民と維新は今の国会で衆議院議員定数の1割を目標に削減する法案の成立を目指すことで合意しましたが、▼「年内に法案を成立させるべき」は48%、▼「年内に成立させる必要はない」は35%でした。
高市総理は所信表明演説で、「責任ある積極財政の考え方のもと、戦略的に財政出動を行う」と表明しました。高市政権になって景気が良くなると思うか聞いたところ、▼「良くなると思う」は58%、▼「良くならないと思う」は23%でした。
また、関連経費を含めた防衛費を「2027年度にGDP比2%に増額」する目標を2年前倒しして、今年度中に達成すると表明したことについて、▼「支持する」は56%、▼「支持しない」は33%でした。
高市総理が上野厚生労働大臣に検討を指示した労働時間の上限規制の緩和について、▼「賛成」は64%、▼「反対」は24%でした。
高市総理は先週、就任後初めて、アメリカのトランプ大統領らと首脳会談を行いましたが、今回の一連の外交について83%の人が「評価する」と答えています。
政府・与党が検討している物価高対策のうち最も期待する政策は何か聞いたところ、▼1位は「食料品の消費税ゼロ」、▼2位は「現役世代の社会保険料の引き下げ」でした。
【各党の支持率】 自民 28.9%(1.0↑) 立憲 5.5%(0.3↓) 維新 3.9%(0.3↑) 国民 3.6%(4.0↓) 公明 3.2%(1.2↑) 参政 4.7%(1.1↓) れいわ 1.8%(0.0→) 共産 2.8%(0.6↑) 保守 0.6%(0.5↓) 社民 0.2%(0.3↓) みらい 0.1%(0.5↓) その他 0.2%(0.1↑) 支持なし41.0%(4.3↑)
【調査方法】 JNNではコンピュータで無作為に数字を組み合わせ、固定電話と携帯電話両方をかけて行う「RDD方式」を採用しています。11月1日(土)、2日(日)に全国18歳以上の男女2607人〔固定875人、携帯1732人〕に調査を行い、そのうち38.9%にあたる1013人から有効な回答を得ました。その内訳は固定電話503人、携帯510人でした。
インターネットによる調査は、「その分野に関心がある人」が多く回答する傾向があるため、調査結果には偏りが生じます。より「有権者の縮図」に近づけるためにも、JNNでは電話による調査を実施しています。無作為に選んだ方々に対し、機械による自動音声で調査を行うのではなく、調査員が直接聞き取りを行っています。固定電話も年齢層が偏らないよう、お住まいの方から乱数で指定させて頂いたお一人を選んで、質問させて頂いています。
〈立花孝志氏も参戦〉田久保劇場第2幕はあるか、反田久保派の分裂を追い風に「反メガソーラー」引っさげカムバックも? 脅迫状に告訴乱舞でカオス状態
〈〈失職の田久保市長が涙〉クビで渾身の自虐ネタ「市長職も中退でなく除籍になってしまいました!」あきらめ? 再起?「再出馬は相談して決めます」議長は「退学だろ!」と怒り〉から続く
学歴詐称疑惑の末に静岡県伊東市議会から2回目の不信任議決を受け失職することになった田久保眞紀前市長(55)。議決直後には「やり切った」と言いながら涙を流し、出直し市長選出馬に消極的な様子もうかがえたが、実際にどうするかは支援者と相談するという。いっぽう、地元で建設反対運動に携わった伊豆高原のメガソーラーの建設計画が息を吹き返す可能性があると示唆。反田久保派が分裂し候補者が乱立する中、高市政権もブレーキをかけようとするメガソーラー反対を前面に出す戦術も考えられる。選挙には立花孝志NHK党党首も出馬意思を表明し、次のカオス選挙が近づいている。
〈画像〉会見場がざわついた、涙を流す田久保市長の連続写真
「要するに調整に失敗したんです」
「田久保劇場第1幕が終了しまして、今度第2幕に入るか入らないか、素直にエピローグへ行ってくれるのかっていう感じですね」
2回目の不信任決議案が可決され田久保氏の失職が決まった10月31日午後、市議会の青木敬博副議長は市長がカムバックしてくることに警戒を隠さなかった。
決議案の賛否は賛成19人対反対1人。定数20の10月18日の出直し市議選で田久保氏を支持するとした候補者は1人しか当選しなかった。これが学歴詐称問題に端を発した騒動の末の、田久保氏に対する民意のように見える。
この状態で再度市長選に出馬しても、5月に3選を目指した現職との一騎打ちで逆転勝ちし当選した時のような風は期待できないというのが常識だ。だが状況はそう単純ではない。
「出直し市長選には実施が決まる前からもう6人が名乗りを上げています。知名度が高いのは田久保氏に敗れた元市長の小野達也氏(62)と、前市議で今回市長への転身を図ろうとする杉本憲也氏(43)です。ほかに以前から市長選を見据え準備してきたとみられる会社役員らもいます。
特に、田久保氏の当選は小野元市長の不人気も大きな原因だったため、当時の与党の自公などを中心に小野氏以外の人物での一本化が模索されたんです。そこで杉本氏が先に名乗りを上げたのですが、小野氏も出ると言って聞かない。
要するに調整に失敗したんです。この分裂は田久保氏側には有利な状況と映るでしょう」(市内の建設業界関係者)
メガソーラー反対世論の高まりは田久保市長には追い風に
2回目の不信任議決を受けた直後、記者団の前でポロポロと涙をこぼしながら「自分なりには精一杯やり切った」などと口にし、政界から身を引くそぶりも見せた田久保氏。しかし、「選挙には出ない」とは決して言わず、支持者と相談して進退を決めると言って態度を留保している。
そして同じ囲み会見の場で田久保氏は、かつて自分が中心となって建設反対運動を繰り広げた伊豆高原のメガソーラー事業について改めて危機感を強調したのだ。同事業を巡っては事業者と市の間で開発に絡む許可を巡る訴訟が続いている。田久保氏は訴訟の存在を挙げながら、
「市長になって改めて反対側の立場、つまり行政の側からこの裁判をしっかり見ていきまして、大変心配な状況にあると思っております。この場では明言はここまでにしたいと思いますが、これから先また立場が変わりますので、この件は地域の皆様とのお約束でもありますので、しっかり果たしていきたい」と話した。
途中まで話しながら核心は言わないという、卒業証書を巡って一躍流行語になった“チラ見せ”のような説明だが、開発はいつでも再開され得ると強調したいらしい。
また田久保氏は、メガソーラー問題での政府に対する「意見書」を市長の立場で書くため、7月に一度口にした辞意を撤回した、とも説明した。この意見書は結局政府に提出されていないが、自らがどれほど“反メガソーラー市長”だったかを強調した形だ。
この計画を巡っては「自分はアンチ田久保」と認める地元の法曹関係者もこう話す。
「田久保さんはこれまでも『計画が再開される可能性は消えておらず阻止するためにも自分は市長を続ける』と言い、田久保下ろしに動いた市議や市幹部らは『計画は止まっている』として辞任圧力をかけてきました。
実際には計画をやめさせる法的な根拠は弱く、業者がその気になれば工事再開は可能でしょう。この点は田久保さんの主張の方に理がある。
千葉県鴨川市のメガソーラー計画と並び、伊豆高原の計画は東日本では目を引く大規模なものなので、メガソーラーへの反発が強まれば田久保さんの主張に耳を傾ける人が増えるかもしれません」(法曹関係者)
メガソーラー開発は高市政権が明確にブレーキをかける姿勢を示し、鴨川市の計画も違法伐採を理由に千葉県が工事をストップさせるなど注目が高まっている。田久保氏は伊豆高原での計画反対の“顔”として地元政界入りを果たしているだけに、メガソーラー反対世論の高まりは田久保氏には追い風になる
「あまりにたくさんの告訴・告発が持ち込まれて…」
いっぽう、出直し市議選の結果が出た時から見えていたものの、場外乱闘含みの政争はこの間も絶え間なく続き、収束の気配はない。
「死ね。くたばれ。19人全員563。テレビ、新聞の偏向オールドメディアと共に死ね。」
便せんに手書きされたそんな脅迫状が市議会の中島弘道議長宅に届いたのは10月29日のことだ。
「差出人も書かれてないし、宛先に『様』も書かれていないので不審に思って開けたら脅迫状でした。びっくりはしたけどタイミング的に田久保派側の誰かがやったんだろうなと思いましたよ。他の市議にも同じ内容のものが届いていて、私にきたのは静岡の消印。現物はもう警察に渡してるよ」
そう中島議長が話す通り、同じ筆跡とみられるつたない脅迫状は不信任に賛成した議員のうち少なくとも17人に届いたとみられる。
騒動はそれだけではない。
「市議選の最中から『あの候補にはこんな不正がある』というネガキャンが入り乱れていましたが、最近では次の市長選をにらみ田久保氏の周辺者や批判派の市議や次期市長選候補らに関する告訴やタレコミが警察やメディアに続いているようです。
市長選が本格化すれば有力と目される候補者に関する“情報”がすぐに飛び出す、との観測もあります」(市内の建設業者)
田久保氏に近いと目される人物は市議会開催の数日前、反田久保派の市議らの疑惑を地元伊東警察署に告発すると予告したが「あまりにたくさんの告訴・告発が持ち込まれて伊東署が忙しいので後日にする」と言を変えたこともあった。
「告訴を遅らせた説明が本当かどうかわかりませんが、田久保氏に対する学歴詐称に絡む公職選挙法違反など複数の告発が次々と行われたことが報じられ、それに“刺激”を受けた人がすぐ告訴だなんだと実行に移す雰囲気はあります」(地元記者)
田久保氏の失職直後には立花孝志NHK党党首も記者会見で、出直し市長選に出馬し「2馬力選挙」の合法性を訴えると表明した。田久保氏が出馬してもしなくても、カオスな選挙になるのは必至だ。
※「集英社オンライン」では、今回の記事をはじめ地方の首長にまつわるトラブルなどの情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(旧Twitter)まで情報をお寄せください。 メールアドレス: [email protected] X(旧Twitter) @shuon_news
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
「悪意ある記事」と反論の藤田共同代表に橋下徹が“公開説教” 維新トップに広がるカネの火種
“与党入り”した日本維新の会に、早くも「重大疑惑」が直撃している。「しんぶん赤旗日曜版」が10月29日配信の電子版で報じたのは、同党の藤田文武共同代表(44)の「公設秘書への税金還流」疑惑だった。藤田氏は自身のXで反論しているが、維新創業者の“あの男”も断罪する始末で。
【独自入手】「ベンチャー政党から全国政党へ」藤田文武共同代表が自著の宣伝をする党のチラシ
維新共同代表に浮上した「政治とカネ」の問題
「赤旗日曜版」の報道によれば、藤田氏側は2017年6月から2024年11月にかけて、〈ビラ印刷費〉などの名目で、自身の公設第一秘書が代表を務める会社に約2100万円を支払っていたという。
さらに、その会社から公設秘書に、年間720万円の報酬が支払われていた。同紙は、藤田氏による「公設秘書への税金還流」の疑いを指摘している。
これに対して、藤田氏は10月30日のXで、〈悪意のある税金環流のような恣意的な記事です〉と反論。その上で、〈すべて実態のある正当な取引であり、専門家にも相談の上で適法に行なっているもの〉と主張した。
ただ、藤田氏は反論とあわせて、X上で、取材を担当した「赤旗」の記者の名刺も公開。記者を“攻撃”するような、あまりに感情的な振る舞いに、「いまや与党なのだから、メディア対応に品格が求められるはず。やられたらやりかえすという“維新ノリ”は慎むべきだ」(自民党関係者)といった批判もあがる。
そして、維新共同代表に浮上した「政治とカネ」の問題に、あの男が黙っていなかった。
〈このような公金扱いを続ける維新の改革の声に国民は応えないだろう。なぜ藤田氏側の会社を通す必要があるのか〉
〈これは政治家がよくやりがちな選挙を利用した公金着服のビジネスモデルの疑いあり。(中略)徹底解明が必要だ〉
10月31日に自身のXで、藤田氏を厳しく追及したのは、維新創業者の橋下徹氏(56)である。維新創業者と、現在の事実上のトップの“大モメ”。その背景には、橋下氏と維新国会議員団が長らく抱えてきた、確執が存在している。
藤田氏は筑波大体育専門学群(体育学部)卒業後、高校の保健体育科講師などを経て、スポーツジムや整骨院を運営する「KTAJ」を起業。会社名は、藤田氏の座右の銘である「敬天愛人」(天を敬い、人を愛すること)からとっているという。
同社ホームページで藤田氏は、参政党の神谷宗幣代表(48)も師事する東洋思想家の林英臣氏を、“人生の師”と仰ぎ、経営理念を学んだと説明している。
2012年に「維新政治塾」1期生として入塾。2019年の衆院選に、大阪12区から出馬し、初当選した。その後、2021年に当選2回ながら、維新の幹事長に抜擢されたのだった。
藤田氏を「馬場の威を借る茶坊主」と呼ぶ人も…
藤田氏の抜擢のウラにあったのが、当時の馬場伸幸代表(60)との深いつながりだ。
「馬場氏への忠誠心は極めて高く、藤田氏自身、『(スピード出世は)馬場さんの飲み会の誘いを断らなかったから』と冗談交じりに周囲に話していた。国会で馬場氏を念頭にしたヤジが飛んだときには、『いらんこと言うなよ、ほんまに』と色をなしてブチ切れた。あまりのゴマすりぶりに、党内では藤田氏を“馬場の威を借る茶坊主”と呼ぶ人もいます」(維新秘書)
藤田氏の後見人的存在の馬場氏は、維新国会議員の重鎮であるが、橋下氏とはかねてより折り合いが悪い。馬場氏はもともと自民党の堺市議の出身で、松井一郎元大阪府知事(61)と関係は深いとされる。ただ、「府議経験はなく、橋下氏と大阪の改革をともにした経験はない」(維新府議)。
“身を切る改革”を信条とする橋下氏は、維新国会議員団が政策活動費名目で支出してきた高額な飲食費を批判、馬場執行部を念頭に、「永田町の飲み食い政治」と糾弾してきた。
そんな藤田氏だが、幹事長時代に『40代政党COO 日本大改革に挑む』という自著を党のチラシで宣伝したこともあったという。
「党のチラシに藤田氏の本の宣伝が入っていたので驚きました。維新の秘書団が動員され、JR新橋駅前でこのチラシを配布したこともあり、『藤田さんは、ベンチャー起業家出身をアピールしたいのか何なのかわからないが……』とひんしゅくを買っていました」(維新関係者)
その後、馬場執行部は2024年に退陣し、吉村洋文共同代表(50)と前原誠司前共同代表(63)の体制となった。しかし、2025年の参院選後で7議席の獲得に終わると、馬場氏に近いメンバーが代表選を求める署名活動を開始。事実上の“前原おろし”とも言われた。
「今年8月に発足した新体制では、藤田氏が共同代表に就任。馬場氏と近い遠藤敬国対委員長(57)が復帰するなど、“馬場派”の復権を印象づけました。橋下さんは“馬場一派”が維新をダメにしたと思っているふしがある。面白く思っていない面はあったのでしょう」(前出・維新府議)
維新は所属議員の不祥事の多さで知られてきた過去がある。それは、今やタッグを組む自民党にとってもリスクとなり、高市政権の支持率に影響しかねない。維新トップを巡る重大疑惑は、不吉な予兆を感じさせる。
高市早苗総理(64)に近しい自民党の閣僚経験者は、「政権の支持率が高いうちに解散総選挙をしたほうがいい」と焦りを募らせている。
取材・文/河野嘉誠 集英社オンライン編集部ニュース班
「お前は俺に触ってくれと言っただろう」バレー部の顧問教師から突然呼び出され股間を…“男児の性被害”からなくならない誤解と偏見《深刻化するセカンドレイプ》
子どもの性被害が後を絶たない──。警察庁によると、2024年度に「不同意わいせつ罪」で検挙したうち児童が被害者となったのは2137件、「不同意性交」は1461件にのぼった。そうしたなか、男児の性暴力被害にある”特有の事情”が問題視されている。
社会全体ではまだ男性の性被害に関して誤解や思い込みがあり、被害者が相談を躊躇してしまうケースがあることが指摘されており、内閣府は2023年に「男性・男児のための性暴力被害者ホットライン」を期間限定で開設。現在も全国のワンストップ支援センターが相談窓口として開かれている。
男児の被害について、朝日新聞取材班『ルポ 子どもへの性暴力』(朝日新聞出版)より、お届けする(一部抜粋して再構成)。【全3回中の第1回】
※この記事では性暴力被害の実態を伝えるため、被害の詳細について触れています。
* * * 最初は冗談だと思っていた。
千葉県松戸市に住む栗栖英俊さん(47歳)が、市内の中学校に通っていたころのことだ。中学1年の夏ごろ、部活の顧問だった男性教師から、練習中に「お前、ちょっと来い」と呼び出された。
教師のことは信頼していた。担任でもあり、入学早々野球部を退部した栗栖さんに対して「お前みたいなまじめな奴が来たら先輩たちが喜ぶから、バレー部に来いよ」と誘ってくれた人だ。優しい、面倒見の良い先生、だった。
だが、その教師に呼び出されて行くと、いきなり股間を触ってきた。《なんだ?》。教師は股間に手を当てて、何事もなかったかのようにしている。栗栖さんは意味がわからず、特に何も言わなかった。数日後にまた呼び止められて、股間を触られた。他の部員に対しても触っていたから、そのときは《冗談にしてはしつこいな》と思うくらいだった。
秋ごろになっても、教師は触ることをやめなかった。さすがにおかしいと思い、「やめてほしい」と訴えた。すると、教師は「お前はわがままだ」と言ってきた。他の生徒は嫌がらないのに、自分だけが断っていると指摘しているような言いぶりだった。
「わがままって言われると、人間思い当たる節があるじゃないですか。学校の先生だから一理あるのかな、と思ってしまって」
「熱血教師」の「指導」呼び出しで……
栗栖さんは「指導」を理由に、放課後に残されるようになった。教師は、人のいない会議室に栗栖さんを呼び出し、カーテンを閉めて外から見えないようにした。「(触られることが)嫌なら学校を出て行け」「お前はまだ本当の意思を言っていない」などと、強い口調で責めてきた。
「ルール違反では?」と危惧する声も…愛子さまと佳子さまの“赤色セットアップ”が物議、皇室ジャーナリストが語る“お召し物の色ルール”実情
天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(23)と秋篠宮家・次女の佳子さま(30)の”双子コーデ”が話題になっている。10月28日、天皇皇后両陛下が主催する「秋の園遊会」が東京・赤坂御苑で開かれ、おふたりとも赤色のセットアップで出席された。
同じ赤でも愛子さまは深い色味、佳子さまは鮮やかな色味という違いはあるが、花の飾りがついた帽子といった共通点もあり、”おそろいコーデ”や”リンクコーデ”などとネット上などを中心に言われている。
おふたりは、以前もよく似たお召し物を披露されている。今年8月、皇居・宮殿で開催されたアフリカ各国の首脳陣をもてなす茶会に参加された際は、やはり色味や模様が少々異なるものの、愛子さまも佳子さまも爽やかなミントグリーンの着物をお召しになっていた。
ただ、続く”色かぶり”に対して、ネット上を中心に〈ルール違反〉のように危惧する声もある。皇族同士で衣装の色が重なってしまうことが何らかの礼節に反するとみられているのだ。
皇室ジャーナリストの神田秀一氏は、「皇族同士の衣装の色がよく似ていること自体は、前代未聞というわけではなく、私も目にしたことがあります」と証言する。
「当時、それについて宮内記者会の代表として質問したところ、侍従に『そんなことは聞くものではない』と言われました。衣装の色をめぐる事情については宮内庁も発信しておらず、わからない部分が多いのが実情です。
しかし、この日この衣装をお召しになるというのは、事前に打ち合わせがあり、宮内庁も把握しているはずで、”偶然かぶってしまった”という事態はまず考えられません。
愛子さまと佳子さまの衣装の色には、おふたり個人、もしくはそれぞれのご両親も含めた宮家の意向が反映されている可能性があります」
愛子さまが白、佳子さまが赤い衣装を着て、”紅白コーデ”と話題になったこともある。皇室記者によると、おふたりは大の仲良しだという。
「中学生時代の愛子さまが好んでされていた編み込みヘアーは、かつて佳子さまも気に入られていた髪型でした。愛子さまは成長してメイクをされるようになった際も、『どこの口紅を使っていますか?』と佳子さまを参考にされていたようです。
おふたりともご自身のファッションが注目を集めているのを理解されているはずですし、そろってお出ましになるときは、事前に示し合わせて”勝負服”を決められているのかもしれません」(別の皇室ジャーナリスト)
紅白に双子……次なるコーディネートは?
住宅街の迷惑な“放置車両”ナンバーも付いているのになぜ?所有者はどこに…冬季は除排雪の邪魔、行政も警察も手が出せない理由
皆さんの疑問や地域の問題を調査する『もんすけ調査隊』。今回は札幌市内の閑静な住宅街に放置された車が、なぜ撤去されないのか調査しました。
◆調査依頼(札幌の『しょうご』さん・40代) 「なぜ放置されているのか?事件性があるのか?ナンバーも付いているので、持ち主もわかると思うので」
その現場は、札幌市白石区の市道にあった。公園や墓地、幼稚園に隣接する生活道路…。人気ユーチューバーの”札幌の『しょうご』”さんが動画配信のため、マチを歩く中、発見したという。
依頼者(札幌の『しょうご』さん・40代)「あそこに1台、軽自動車が停まっているのですが、あれが長期間放置されている車両です。最初に見た時は、バンパーも付いていたし、徐々に荒れている感じになった」
ここに放置されて、すでに1年半ほど。今年3月に車検が切れ、時が経つにつれ、車体は無残な姿に…。ナンバーは付いたまま…警察署の“警告文”も貼られているのだが…。
依頼者(札幌の『しょうご』さん・40代)「警察も放置を把握していると思う」
この放置車両…近隣の住民にとっても、厄介この上ない存在だ。
札幌市白石区旭町内会 山中忠典会長「去年の春先からずっと放置されており、今年の春に我慢しきれず、土木センターと白石警察署に撤去をお願いしたが、簡単にはいかないと」
冬季は除排雪作業の邪魔に
そして、間もなく訪れる冬になれば、さらに困った事態に…。
札幌市白石区旭町内会 山中忠典会長「特に冬になると除雪・排雪をしなければならない。車両が非常に邪魔になる」
住民を悩ます、放置車両の問題…。過去には、放置車両への放火なども発生している。
調査を進めると、問題は全国各地に…。
まるで“車の墓場”放置車両30台超
今年2月、東京では、驚くような光景が…。江東区新木場の道路には、30台を超える放置車両が―。まるで“車の墓場”のような有りさまだ。
乗り捨てられ、長期間にわたって、留め置かれたままのクルマ。いったい、なぜ高価なクルマが、至るところに、放置され続けるのか。
無許可で撤去が“器物損壊罪”に問われる恐れも
桶谷法律事務所 長崎拓也弁護士「車両の修理費用や処分費用を「支払えない」、あるいは「支払いたくない」という理由で放置しているケースがかなりあると思う」
修理代や車検の費用を支払うことを避けるため、ごみを投げ捨てるように、クルマを置き去りする…。これまでも、たびたび問題になってきたのだが、なぜ撤去は進まないのか。
桶谷法律事務所 長崎拓也弁護士「放置車両であっても、所有者が所有権を持つ『財産』であり、誰かが勝手に処分することは基本的に許されない」
個人の“財産権”を侵害する懸念から、簡単には撤去できないという。
持ち主の許可なく動かせば、器物損壊罪などに問われる可能性さえあるのだ。打つ手はないのだろうか?
札幌市道路管理課 東田浩志課長「『所有者が判明し、車両としての経済的価値があるもの』は警察が、『所有者が不明で車としての価値がないもの』は、道路の管理者が対応するという流れになっている」
道警によると、公道に放置された車は、警察が持ち主を特定。違反金や反則金を徴収し、車の移動を促している。
私有地の場合、警察は原則関与せず
ただ、警察の説得に応じず、長期化することもある。また、駐車場など、私有地が現場の場合、警察は原則として関与しない。
札幌市道路管理課 東田浩志課長「『なぜ早く撤去してくれないのか』ということと、『適正な手続きを経なければ撤去できない』ところで、ギャップが生じることにジレンマはある」「違法車両を税金で撤去しなければならない。所有者として最低限の責任は果たしてほしい」
札幌市は、持ち主不明で、価値のない車に限って対応しているが、最低でも撤去には、2か月はかかると話す。
間近に雪のシーズンが控える中、除雪の妨げにもなる放置車両。地域の安全や暮らしに関わるだけに、従来の解決策以外に手立てはないのか。
桶谷法律事務所 長崎拓也弁護士「住民が深刻な被害を受けている、あるいは不安を感じている状況があるなら、放置車両の撤去に関する特別な条例を自治体が定めるなど、法制度からの改善を検討することも必要かもしれません」
まるで“ごみ捨て場”のごとく、公道や駐車スペースに、クルマを放置する行為。単なる迷惑では済まされない事態が、多くのマチを悩ませている。
釧路市では放置車両に罰金の条例
◆調査結果 調査結果です。マチ中に放置されている車は、財産権で保護されているため、撤去までに長い期間がかかるということです。ちなみに白石区の放置車両は警察が対応中だそうです。
釧路市では既に、放置自動車に関する条例が制定されています。
◆釧路市の放置自動車条例 公共の場所に放置された車に対して市が撤去命令を出し、従わない場合は20万円以下の罰金が科されます。
また、調査のために車内確認や鍵の解除も可能で、市民や事業者にも通報や予防の協力が求められ、違反者には最大5万円の罰金が課されることもあるということです。
これから冬が来ると、多くの人に迷惑をかけるので、絶対に自動車の放置は止めましょう。
維新・藤田氏「悪質な印象操作」税金環流疑惑に反論 年250万円平均「相場水準」回答期限に「公平性が皆無」
日本維新の会・藤田文武共同代表が10月30日、自身のX(旧ツイッター)に長文を掲載し、「自身の公設第1秘書の会社に公金を支出していた」という「しんぶん赤旗日曜版」の報道に反論した。
「赤旗」では、藤田氏が、公設第1秘書が代表を務める会社に2017年から2024年にかけて、ビラのデザインなどの名目で約2000万円分を発注していたと伝えている。
藤田氏は「しんぶん赤旗の記事について」と題して文書を公開。「悪意のある税金環流のような恣意的な記事ですが、すべて実態のある正当な取引であり、専門家にも相談の上で適法に行なっているものです」と違法なものではないことを強調した。2000万は8年分の合計で、平均すると年に250万円。「大部分が機関紙のデザイン費、印刷実費等の仕入れ原価が当然に発生するものであり、私の地元選挙区内の数万世帯に国政報告書の形で配布されました」と説明した。
「ちなみに小選挙区内に全戸配布すると、一枚モノのビラですら、デザイン、印刷、折込やポスティング配布を含めて一回あたり100万円以上かかります。冊子形式だと数100万円かかりますが、国政の状況を地元有権者にお伝えする大切な手段です」と相場も伝えた。
「受託会社に印刷機が無い」とされた点についても解説した。印刷機や輪転機は大手でも自己所有しているとは限らず「パートナー企業や下請け企業と協業して仕事全体をマネジメントしているのが通常」とし「一般的なビジネス現場を無視した論理構成による悪質な印象操作です」と指摘した。
取引条件については「相場水準」とした。「いわゆる『利益供与』や『不当に高額/低額な設定(高すぎても低すぎてもダメ)』となることのないよう、適正手続に基づき決定されているものです」と説明した。価格が高すぎれば、藤田氏サイドから会社への利益供与となり、安すぎれば会社から藤田氏側へのキックバックとなる。あくまで適正価格だったことを強調した。
また、質問状の回答期限が「翌日まで」とされていたことも公表。「赤旗は公平性を重視するような報道機関では無く、共産党のプロパガンダ紙だと認識していますが、今回は私の事務所に対しての質問状であり、短期間の要求期日内に返答しました。回答を全く反映しない記事を確認し、公平性が皆無だとよくよく認識しました」とつづった。
(よろず~ニュース編集部)
コロナ補助金4億5400万円不正受給か、元衆院議員が院長の病院捜索…名古屋地検特捜部
愛知県一宮市の「いまむら病院」が虚偽の申請で新型コロナウイルス対策の補助金を不正受給していた問題で、名古屋地検特捜部が詐欺容疑で病院の捜索に入ったことが、関係者への取材でわかった。捜索は10月30日。関係資料などを押収して調べを進めている模様だ。
会計検査院が昨年11月に不正受給を指摘し、県が調査。県によると、同病院は2020~23年度、新型コロナウイルス対策の装置を導入したなどの名目で、少なくとも約4億5400万円を不正に受給していた。
県は交付した補助金の全額計約17億6500万円の返還を求め、病院側は全額を返還している。病院のホームページによると、院長は今村洋史・元衆院議員。12年衆院選で日本維新の会公認で当選し、1期務めた。
いくらで落札? 差し押さえられたフィギュアの公売会 140点に2300件の入札 福岡
福岡県春日市で、10月28日を入札期限としてフィギュアのみの公売会が行われ、31日は引き取りの期限でした。1つ500円だった最低入札価格に対し、驚きの落札額も飛び出しました。
22日から春日市が実施したフィギュアのみの公売会。市税などを滞納した1人から差し押さえた140点が公売にかけられていました。
■森野里奈記者
「入札されたフィギュアは、きょうが受取期限です。こちらの部屋で仕分けされて、準備しています。」
最低入札価格は1つ500円でしたが。
■森野記者
「売りにかけられた140体の中で最も高値をつけられたのは、スパイダーマンのスコーピオンです。値札には2800円とありますが、落札額は1万5999円です。」
春日市によりますと、今回はおよそ2300件の入札があり、高値をつけた40人によって140点すべて落札されたといいます。
落札すれば、春日市役所まで自分で引き取りにくる必要がありますが、福岡だけでなく北海道や大阪、沖縄などからも入札があったということです。
こちらの男性は、1つ1700円で3つのフィギュアを落札しました。
■落札した人
「孫のおもちゃとして。いろいろなものを与えてみたら面白いのではないかと思って。」
春日市によりますと、売却額はすべて合わせて35万7285円になったということです。
■春日市 収納課・飛永宗俊さん
「相当、高額までいった印象です。」
公売で得られたお金は、滞納額を上回る場合にはフィギュアの元の所有者に返されますが、春日市は今回得られた代金が滞納額を上回ったかどうかは答えられないとしています。
大切にされていたフィギュアだからこそついたであろう、お宝価格。春日市は「税金は期限内に納付を」と呼びかけています。
※FBS福岡放送2025年10月31日午後5時すぎ放送