商品券受領疑い小田原市部長逮捕 神奈川県警、公共工事で便宜か

神奈川県警は3日、同県小田原市内の建設業者が請け負う住宅工事に絡み、下水道の延伸を早期に進めるよう担当部局に働きかけるなどした見返りに商品券計20万円分を受け取ったとして、収賄容疑で、同市環境部長の樋口肇容疑者(58)を逮捕した。県警は認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は昨年8月と今年2月、建設業者から下水道工事の早期実施と、業者の親族が関係する土地の近くからごみ捨て場を移動させてほしいとの依頼を受け、便宜を図った見返りに商品券を受領した疑い。

自民・麻生氏 臨時総裁選を求める意向を表明

自民党の麻生太郎最高顧問は3日、自身の派閥の研修会で「私自身は総裁選を要求する書面に署名、提出することを決めている」と述べ、臨時総裁選挙を求める意向を表明しました。
麻生氏はまた、「自民党が責任政党としての役割を果たすべく党内が一丸となってまい進できる態勢を整えるにはどうすればいいか、ひとりひとりがしっかり判断していただければと思っている」と述べました。
麻生派に所属する議員の行動については個々に判断を委ねた形です。

8カ月男児に平手打ち容疑=母親の21歳交際相手逮捕―警視庁

生後8カ月の男児の顔を平手打ちしてけがをさせたとして、警視庁捜査1課は3日までに、傷害容疑で、男児の母親の交際相手で会社員の貝原優汰容疑者(21)=東京都江戸川区東小岩=を逮捕した。「男児が言うことを聞かず、いらいらしてたたいた」と容疑を認めている。
男児は暴行の4日後に病院を受診し、くも膜下出血や頭蓋骨と肋骨(ろっこつ)の骨折などと診断された。同課は受診直前にも暴行を加えられた可能性があるとみて、詳しい状況を調べている。
逮捕容疑は5月2日、江戸川区東小岩の自宅マンションの和室で、横たわっていた生後8カ月の男児の顔を左手で2回殴り、15日間の左顔面皮下出血を負わせた疑い。
同課によると、貝原容疑者は2月に20代の男児の母親と交際を始め、事件前日から同居していた。事件当時、母親は寝ていた。同容疑者は「男児がごみを口に含もうとし、止めても繰り返すのでいらいらした」と供述している。 [時事通信社]

マニラ邦人射殺 亡くなった2人の遺体を乗せた飛行機が羽田に到着 現地に捜査員派遣へ

フィリピンの首都マニラで日本人男性2人が射殺された事件で、亡くなった佐鳥秀明さん(53)と、中山晃延さん(41)の遺体を乗せた飛行機が3日午後、羽田空港に到着した。警視庁は遺体の状況を調べ、捜査員を現地に派遣して情報収集などをする方針。
飛行機は3日朝、マニラの空港を出発し、午後1時前に羽田空港に着陸した。着陸から約20分後に空港関係者らが飛行機から2人の遺体を輸送車両に移した。
事件は8月15日夜にマニラの繁華街で発生。2人がタクシーから降りる際に近づいてきた男に拳銃で撃たれ死亡した。フィリピン警察が実行役のフィリピン人兄弟2人を拘束した。複数の日本人が関与した疑いも浮上しており、警視庁は首謀者の特定に向けて捜査を進めている。

「氷河期世代」対象の都職員採用試験、倍率57倍に…募集は20人

東京都人事委員会は3日、「就職氷河期世代」を対象にした今年度の都職員採用試験の応募状況を発表した。計20人の募集に1142人が応募し、応募倍率は前年度より0・3ポイント増の57・1倍となった。
都は、就職氷河期世代への支援策として、2020年度から毎年、1970年4月2日~1986年4月1日に生まれた人を対象にした採用試験を実施。大卒程度が対象の「I類B」と、高卒程度が対象の「Ⅲ類」で、それぞれ10人程度を採用している。
都によると、今年度の申込者数は「I類B」が641人、「Ⅲ類」が501人。倍率はそれぞれ64・1倍(前年度比3・3ポイント減)、50・1倍(同4・0ポイント増)となった。今後、適性検査や面接を行い、12月11日に合格者を発表する。

両陛下、来月再び万博へ=京都も訪問―宮内庁

宮内庁は3日、天皇、皇后両陛下が10月4~6日の日程で、国際会議や大阪・関西万博のパビリオン視察などのため、京都府と大阪府を訪問されると発表した。両陛下の万博訪問は4月に続き2度目。
同庁によると、両陛下は10月4日、新幹線で京都市入りし、府立植物園を視察する。5日には同市の国立京都国際会館で開かれる「科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム」開会式に出席し、桂離宮も見学する。
6日には大阪市の大阪・関西万博会場に移動。国連パビリオンなどを訪れ、夜に特別機で帰京する。 [時事通信社]

【速報】沖縄・南城市沖でパラグライダー落下、男女2人救急搬送 男性は死亡

3日午後1時25分ごろ、沖縄県南城市知念安座真のあざまサンサンビーチ沖で「パラグライダーが落下し、動きがなく、浮いている」と目撃者から118番通報があった。
中城海上保安部によると、40代男性と20代女性が午後2時過ぎ、心肺停止状態で救急搬送された。男性は午後2時55分ごろ、搬送先の病院で死亡が確認された。
男性はパラグライダー運行会社の社員で、女性は利用客だった。ビーチから約80メートル沖合の海上に落下したという。中城海保が詳しい事故原因を調べている。

茨城県・栃木県で猛烈な雨 記録的短時間大雨情報

栃木・茨城県境付近で局地的に雨が強まっています。
茨城県結城市・栃木県小山市付近では1時間に100mm以上の猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表しました。低地の浸水や土砂災害等に警戒してください。
気象庁が記録的短時間大雨情報を発表
▼茨城県で猛烈な雨
18時00分までの1時間に、
結城市付近で約120mm(解析雨量)
▼栃木県で猛烈な雨
18時00分までの1時間に、
小山市付近で約110mm(解析雨量)
記録的短時間大雨情報とは
その場所で数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を観測・解析をしたときに、気象庁が発表するものです。その基準は、1時間雨量歴代1位または2位の記録を参考に、概ね府県予報区ごとに決められています。
この情報が発表された地域の周辺では、災害の発生につながるような猛烈な雨が降っていることを意味しています。地元自治体の発表する避難に関する情報に留意し、早めの避難を心がけてください。

昨年衆院選、「合憲」確定へ=弁論開かず26日判決―「1票の格差」訴訟・最高裁

「1票の格差」が最大2.06倍だった昨年10月の衆院選は投票価値の平等を定めた憲法に違反するとして、弁護士グループが選挙無効を求めて全国14の高裁・支部に起こした訴訟の上告審で、最高裁第2小法廷(尾島明裁判長)は3日、判決期日を26日に指定した。結論変更に必要な弁論が開かれないため、全ての高裁・支部が「合憲」とした判断が確定する見通し。
最高裁は違憲判断を示す場合などに審理を大法廷に回付するが、同小法廷は今回のケースは当たらないと判断した。 [時事通信社]

「気をつけろ」首相官邸HPから埼玉県知事を脅迫か 容疑で43歳逮捕

首相官邸ホームページに大野元裕・埼玉県知事を脅す文章を送信したとして、県警は3日、東京都杉並区阿佐谷北5、自営業、高尾周二郎容疑者(43)を脅迫容疑で逮捕した。容疑を認めているという。
逮捕容疑は7月8日午前9時25分ごろ、スマートフォンで首相官邸ホームページの「ご意見募集」フォームに、「県知事も気をつけろよ。寝首をかかれないように気をつけろ」などと書いた文章を送信し、大野知事を脅迫したとしている。
県警によると、同10日に県警へ情報提供があり、発信元を捜査した結果、高尾容疑者が浮上。「外国人の違法行為などに憤りを感じるようになった」と話しており、文章には違法行為に関する不満が記載されていたという。「首相官邸ホームページのフォームには毎日のように過激な文章を送っていた」とも話しており、県警が調べている。【加藤佑輔】