今月末のハロウィーンを控え、東京都渋谷区の長谷部健区長は2日、区役所で記者会見を開き、迷惑行為の防止策を発表した。区では毎年路上飲酒などが問題となっている。区長は「迷惑ハロウィーンを禁止する」と述べ、ルールの順守を呼び掛けた。
区は条例で、夜間に渋谷駅周辺での路上飲酒を禁止している。昨年同様、10月31日夜から翌日朝の間、酒の販売自粛を店舗に依頼する。駅前のハチ公像に仮の囲いを設置し、見物できないようにする。電動キックボードのシェアリングサービス「Luup」のポート(車両置き場)の利用も停止する。
路上飲酒や喫煙、ごみのポイ捨てといった迷惑行為へのマナー啓発も行う。長谷部氏は「状況は変化している。昨年は仮装している外国人が増えた印象だ」と語り、訪日外国人への周知を強化する考えを示した。昨年までは英語のみだったが、今年からは中国語や韓国語を含めた多言語で発信する。 [時事通信社]
“高温風呂”で入所者死亡 逮捕の介護福祉士「ストッパー解除した」
高齢者施設で入所者を高温の風呂に入れ死亡させたとして逮捕された介護福祉士の男が、逮捕前の調べに対し、「ストッパーを解除して高温のお湯をはった」と話していたことがわかりました。
介護福祉士の三宅悠太容疑者は、今年6月、大阪市内の特別養護老人ホームで、入所者の男性を高温の風呂に入れ、死亡させた疑いがもたれています。
風呂の温度は50℃以上だったとみられていますが、その後の警察への取材で、三宅容疑者が逮捕前の任意の調べに、「温度調整を適当にしてしまい、ストッパーを解除して高温のお湯をはった」と話していたことがわかりました。
ストッパーはおよそ45℃以上にならないようにつけられていて、三宅容疑者は湯の温度について、「すぐに手をひっこめてしまうほど熱かった」とも話していたということです。
逮捕後は容疑を否認しています。警察は三宅容疑者が風呂が高温になっていると知りながら故意に入浴させたとみて、詳しい経緯を調べています。
米横須賀基地の一般開放が中止に 米政府機関の一部閉鎖受け
米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)は2日、米政府機関の一部閉鎖を受け、5日に基地内を一般開放して開催する予定だった「日米親善ヨコスカフレンドシップデー」を中止すると明らかにした。艦船見学やピザなど本場の味が楽しめるイベントで、昨年は約5万2900人が来場していた。
米連邦議会では与野党の対立で政府予算案が成立せず、一部の政府機関が閉鎖された。横須賀基地は2日、X(ツイッター)でイベントについて「誠に残念ながら中止となりました。米国の政府閉鎖を受けやむをえずこの苦渋の決断に至りました」と明らかにした。基地の司令部広報担当者は取材に「Xの内容以外は答えられない」と話した。
これに伴い、基地近くから打ち上げる「よこすか開国花火大会」も中止となった。主催する横須賀市観光協会によると、観覧場所の一つとなる基地が開放されず、代わりの場所も確保できないためという。
花火大会では三浦半島最大級となる約1万発を打ち上げる予定で、約19万人が来場すると見込んでいた。【蓬田正志】
「レガシーとしてすばらしい」 万博リング、能登の復興住宅へ活用で大阪知事
大阪・関西万博のシンボル、大屋根リングの一部木材が閉幕後、能登半島地震で被災した石川県珠洲市の復興公営住宅の資材として使用されることについて、大阪府の吉村洋文知事は2日、記者団の取材に「レガシー(遺産)のあり方としてすばらしい取り組みだと思う」と述べた。
大阪府は能登半島地震で被災した子供たちを万博に招待する事業を実施している。吉村氏は「このつながりがあるので、ともにレガシーとして引き継いでいくという意味で、復興住宅として活用することでリングが活躍するということはすばらしいことだ」と話した。
リングは、日本国際博覧会協会が7月に木材の譲渡先を公募。珠洲市が「復興事業での活用」を目的に8月に応募していた。11月にも協会と正式契約し、来年3~4月に木材を受け取る予定という。(江森梓、写真も)
中国メーカーに企業秘密流出させたか 「姫路東芝電子部品」の図面データ送信した疑いで3人逮捕
持ち出されたデータは中国企業に流出したとみられています。
不正競争防止法違反の疑いで逮捕されたのは、兵庫県姫路市の無職・浅田賢一容疑者(57)や、中国籍の尾平英志容疑者(47)らあわせて3人です。
浅田容疑者は2022年12月、当時勤務していた「姫路東芝電子部品」の企業秘密のデータを、尾平容疑者にメールで送信し、不正に持ち出すなどした疑いが持たれています。
警察によりますと、持ち出されたデータは、カメラや自動運転システムなどに使われる光センサーの金型図面で、中国メーカーに流出しているということです。
「姫路東芝」の調査で持ち出しが発覚し、浅田容疑者のパソコンからは2000件あまりのデータ送信が確認されたといいます。
警察は容疑者らの認否を明らかにしていません。
自民総裁選、4日投開票=3氏激戦、決選投票確実
自民党総裁選は4日、党所属国会議員による投票が行われ、党員・党友の投票と合わせて開票される。5候補のうち小泉進次郎農林水産相(44)が先行し、高市早苗前経済安全保障担当相(64)、林芳正官房長官(64)が追う。1回目の投票でいずれも過半数を得られず、上位2人による決選投票にもつれ込むのは確実な情勢だ。
総裁選は国会議員票295票と党員・党友票295票の計590票を争う。議員の支持は小泉氏が優勢で、林、高市両氏が続く。党員・党友票は高市、小泉両氏がリードしているもようだ。
議員投票は4日午後1時すぎから、党本部で始まる。投票資格のある党員・党友は約91万人で、投票は既に始まっており3日に締め切る。4日午前から各都道府県連で開票作業を行い、党本部に順次報告。各候補の得票数に応じてドント方式で配分される。
結果発表は午後2時10分ごろの見通し。決選投票が行われる場合は、議員票295票と各都道府県連に1票ずつ割り当てる47票の計342票で争われ、同3時20分ごろに新総裁が選出される予定。新総裁は午後6時から記者会見し、幹事長など党執行部の人事に着手する。 [時事通信社]
タレントで放送作家の新野新さん 90歳で死去、老衰 弟子が追悼「とことん優しく、面倒見のいい師匠」
タレントで放送作家の新野新さんが、死去していたことが2日、分かった。90歳。新野新さんの門弟一同として、発表された。
新野さんは9月25日、大阪市内の病院で老衰のため永眠した。葬儀・告別式は近親者のみで執り行った。また、お別れの会は生前に行っており、予定はない。
新野さんは1958年、早稲田大学卒業後、北野劇場の演出助手を経て創成期の民放テレビで放送作家として活躍。その後、タレントとしての活動に軸足を移していた。
代表作は、深夜ラジオに革命を起こしたといわれるラジオ大阪「つるべ・新野のぬかるみの世界」。タレントとしてはABCテレビ「晴れ時々たかじん」、読売テレビ「今夜なに色?」にも出演していた。著書に「上方タレント101人」「笑ほど素敵な商売はない」「父のくしゃみ」「雲の別れ 面影のミヤコ蝶々」などがある。
今年6月には卒寿のお祝いとして、新野さんの半生を本人の証言と著名人の証言を交えて綴った「小バラ色の人生 新野新で語る大阪放送界史」を出版している。
3番弟子で、京都光華女子短期大学の教授でもある鹿島我は本紙の取材に対して「とことん優しく、面倒見のいい師匠でした」と悲しみをこらえて話した。
逮捕の両親「5月以降、暴行がエスカレート」 和歌山2歳虐待死
和歌山県和歌山市で2歳の長女を虐待して死亡させたとして両親が逮捕された事件で、両親が和歌山県警の調べに「5月以降に虐待がエスカレートした」という趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材で判明した。長女は骨折などの大けがをした末に亡くなっており、県警は2人の暴行が激しくなった経緯について調べている。
死亡したのは平流菜(るな)ちゃん。父親の晴流(はる)(26)と母親の菜々美(26)両容疑者は当時住んでいた和歌山市の自宅で昨秋ごろから流菜ちゃんに暴力を振るい、治療を受けさせずに今年7月10日に死亡させたとして、保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された。
流菜ちゃんは死亡時にあごを骨折しており、腹部には少なくとも数カ月以内に外部から強い衝撃を加えられた痕跡があった。体重も2歳児平均の半分ほどの約6キロしかなかった。
捜査関係者によると、両容疑者は逮捕後の県警の調べに、流菜ちゃんにたびたび暴行を加えていたと認め、虐待は5月ごろからエスカレートしていったという内容の説明をしているという。流菜ちゃんに十分な食事を与えず、1人だけ自宅に残して外出していたとも話している。
両容疑者の親族は毎日新聞の取材に、今年5月上旬に流菜ちゃんを見た際は「食事もしていたし、家の中を元気に走り回っていた」と話している。県警は両容疑者が虐待を繰り返すようになった動機を捜査している。【恒成晃徳、藤木俊治】
「働き者で温厚な母でした」 被害者の娘が心情語る 町田の女性刺殺
東京都町田市のマンションで住人のパート従業員、秋江千津子さん(76)が刺殺された事件で、同居していた40代の娘が2日、報道各社の取材に応じ「実感がわかず、まだ母は戻ってくるんじゃないかと思う」と語った。目の前で母が襲われるのを見たといい「痛かったよね、としか言えない。もうこんな事件は起きてほしくない」と悲痛の心情を明かした。
秋江さんは9月30日午後7時過ぎ、買い物帰りに自宅マンションの外階段で襲われた。自分の名を叫ぶ声を部屋で聞いた娘があわてて階段を下りると、細身で小柄な見知らぬ男性が秋江さんに馬乗りになって何度も刃物を振り下ろしていたという。「(男性と)目が合って恐怖を感じた。立ち向かえませんでした」
男性は町田市原町田4の職業不詳、桑野浩太容疑者(40)。警視庁町田署に殺人未遂容疑で現行犯逮捕され、2日に殺人と銃刀法違反容疑で東京地検立川支部に送検された。「襲いやすそうな人を探した。抵抗されなさそうだと思った」と供述しているという。
娘によると、秋江さんは数年前に転んで脚を痛めてからも、清掃のパートを続けてきた。「働き者で温厚な母でした」。気さくな人柄と周りに知られ、近所の80代女性は「私の飼い犬をかわいがってくれて、話すと心が和らぐ優しい人だった」と悼む。
娘は事件直前、スーパーのレジに並んでいた秋江さんから「コーラを買い忘れちゃった」と電話を受け「早く帰ってきた方がいいよ。気をつけてね」と応じた。その数秒の会話が最後のやり取りとなった。「歩くのが遅くて狙われたなら、私がスーパーに行けばよかった」と悔やむ。
警視庁によると、桑野容疑者は5年前ごろから、現場から約700メートル離れたアパートで暮らしていた。「今の生活が嫌になった。誰でもいいから殺そうと思った」と供述し「配達物が自分にだけ届かなかった」「行政の対応が自分だけ悪い」「自宅前にごみを捨てられた」といった不満を漏らしているという。【松本ゆう雅、菅健吾】
日テレ、奈良シカ「取材で確認」 報道巡り声明
日本テレビは2日、9月29日に放送した奈良公園のシカに関するニュースで現地ガイドらが「攻撃的な観光客は見かけない」と答えるインタビューなどを伝えたことに関し、「取材で確認が取れた情報をお伝えしたもの」との声明を公式サイトで発表した。交流サイト(SNS)上で「テレビ局のやらせ」などの投稿が相次いでいた。
報道番組「news every.」内で放送され、高市早苗前経済安全保障担当相が外国人観光客を念頭に「奈良のシカを蹴り上げる人がいる」などと発言したことを検証する内容だった。
放送後、インタビュー対象者について「実在しない人物」などとする投稿や、個人を特定しようとするコメントが拡散した。