審議拒否「時代遅れ」=自民から発言、野党反発

衆院議院運営委員会の村井英樹与党筆頭理事(自民党)は3日、野党の審議拒否について「国民の期待に応えることにならない時代遅れの手法ではないか」と批判した。「ある試算によれば、国会が1日空転すると3億円の経費がかかる」と語り、審議拒否で予算が無駄になっているとも指摘した。国会内で記者団に語った。
これに対し、公明党の西田実仁幹事長は同日の記者会見で、国会空転の原因は衆参予算委員会の集中審議などに応じない高市早苗首相の姿勢にあるとの立場から「議会運営に責任を持っているのは与党だ。野党に転嫁するのはあまりに責任がない対応だ」と反発した。 [時事通信社]

再処理工場完成、遅れる可能性 青森知事「実現性高い新工程を」

資源エネルギー庁幹部は3日、青森県の宮下宗一郎知事と面会し、日本原燃が同県六ケ所村に建設中の使用済み核燃料の再処理工場について、日本原燃が目標とする2026年度中の完成が「遅れる可能性がある」と述べた。完成時期はこれまでも27回延期されており、宮下氏は日本原燃が実現性の高い新工程を示すよう国を通じて要請した。
エネ庁の久米孝電力・ガス事業部長が青森県庁を訪問し、宮下氏に再処理工場の審査状況を説明した。日本原燃が6月の原子力規制委員会の審査会合で、設計・工事計画に関する主な説明を一通り終え、規制委から大きな論点はないとの見解が示されたと報告。「(今後の工程を)国として責任をもって進捗(しんちょく)管理を行う」と理解を求めた。
一方で久米氏は、日本原燃がこれまでの試験運転で出た高レベル放射性廃液の処理を完成前に実施することを検討していることに触れ、「新たな取り組みを進める中で完成目標が遅れる可能性がある」と言及した。
これに対し、宮下氏はいつ完成するかについて「実現性の高い工程が示されることが大事だ」とし、日本原燃に強い指導を求めた。宮下氏は再処理工場の完成遅れを理由に、使用済み核燃料の中間貯蔵施設(同県むつ市)への搬入を容認していないが、この日も搬入できる環境を確認できないとして、これまでの姿勢を崩さなかった。【神崎修一】

相次ぐ不祥事で卓越大認定の見通し立たない東京大学 松本文科相「コンプラ確保が重要」

文部科学省は3日、世界最高水準の研究力に向けて国が重点的に支援する「国際卓越研究大学」に、京都大を認定する方針を固めたと発表した。一方、不祥事の連続で認定の見通しが立たないのが京大と双璧をなす日本の頭脳、東京大。大学側は改革を急ぐものの、その前途は多難といわざるをえない。
「国際卓越研究大学は多額の資金が投入される。コンプライアンス(法令順守)の確保は大変重要だ」
京大が3校目となる卓越大に認定される見通しとなった3日の閣議後記者会見で、松本洋平文部科学相は強調した。
松本氏が指摘するように、京大と並んで日本を代表する大学である東大は、相次ぐ不祥事で認定される見通しが立っていない。
卓越大の制度が創設された当初、東大は認定が有力視されていた。しかし、医学部を舞台とした収賄事件などの不祥事を受け、認定を審査する文科省の有識者会議は昨年12月、東大を最長で1年間の継続審査とした。大学院医学系研究科の元教授が収賄容疑で逮捕された後の今年2月には、松本文科相が審査を打ち切る可能性にも言及した。
東大は4月、大学の管理体制を強化する改革案を公表。最高リスク責任者の配置や全学のリスクを一元的に集約する専門部署の設置などを盛り込んだ。藤井輝夫総長は「不退転の決意で断行する」と述べたが、信頼回復への道は半ばだ。

筋弛緩薬「少なくとも1人の致死量」紛失 神戸大学が発表

神戸大学は3日、医学部附属国際がん医療・研究センターで保管していた筋弛緩薬「ロクロニウム」1瓶(50ミリグラム)を1日に紛失したと発表しました。 少なくとも1人分の致死量に相当する可能性があるということで、神戸大学は警察に被害届を提出しました。 神戸大学によりますと、1日の朝、麻酔科の責任医師が、当日の手術に使用する予定の「ロクロニウム」のセットを保管庫から取り出し、手術室へ搬送しました。 手術開始前の準備中に本来は1セット5瓶あるはずのところ4瓶しかないことに気付いたということです。 周辺の捜索や廃棄物の確認、防犯カメラの映像を確認するなどしましたが、薬剤は発見できなかったとしています。 手術の前日には、薬剤師が「ロクロニウム」セットを確認するなどして、保管庫を施錠したということです。 「ロクロニウム」は、筋肉の収縮を止める薬剤で、神戸大学の医師によると「少なくとも1人の致死量に相当する」ということです。 盗難の可能性もあることから、神戸大学は神戸水上署に被害届を提出し、神戸市保健所へ事態を報告をしました。 神戸大学は「皆様に心配をおかけし心からお詫び申し上げます。今回の事態を重く受け止め、再発防止に努めます」としていて、薬剤師が医薬品補充の際に複数人で数量チェックするなど、再発防止策を行うとしています。

超巨大地震は傾き緩やかなプレート境界で起きる? 東大が解明

マグニチュード(M)9クラスの超巨大地震の多くに、一つの共通点がある。震源となったプレート境界の傾斜角が緩やかなのだ。傾斜が緩やかな場所は、大きな滑りを引き起こす力がかかりにくいはずなのに、なぜ?
そんな地震学の謎を解き明かしたと、東京大の研究チームが1日付の米科学誌「サイエンス・アドバンシズ」に発表した。
巨大地震をもたらす海溝型地震は、海のプレートが陸のプレートの下に沈み込む場所で起こる。プレートの傾斜角は深さや地形などによって40度を超す場所もあるが、M9級の超巨大地震の場合、多くは傾斜角が20度以下の「超低角」の地点で発生したことが知られていた。例えば、2011年の東日本大震災(M9・0)の傾斜角は10度。04年のスマトラ沖大地震(M9・1)は8度だった。
その謎を解くために研究チームは、地震が小さな断層破壊から始まり、連鎖して巨大化することに着目。世界の過去の地震データから、プレートの傾斜角ごとに、小規模な地震が大規模な地震に発展する確率を調べた。
その結果、傾斜角10度のプレートでは、同40度に比べてM5級の地震がM9級に巨大化する確率が約60倍高く、傾きが「超低角」だと地震が巨大化しやすいことが分かった。
さらにどんな条件で巨大化しやすいかをシミュレーションで分析。滑りを起こそうとする力(応力)は時間ごとに変化しており、その力の向きが超低角のプレートの滑りやすい方向と一致した際に、破壊が一気に広がりやすい傾向が分かったという。
チームの井出哲・東京大教授(地震学)は「超低角のプレート境界では、地下にかかる応力の向きによっては超巨大地震が起こり得る。応力をモニター(監視)できるようにすることが大事だ」と話している。【岡田英】

インド事業創出2兆円投資、半導体材料の工場設立やAI協業など民間120件協力文書…日印首脳会談へ

【ニューデリー=太田晶久】高市首相とインドのモディ首相による2日の会談に合わせ、日本の民間企業が印側との間で約120件の協力文書を交わす見通しとなった。日本側の事業総額は2兆円規模に達し、急成長するインド市場への進出が進むことになる。会談で打ち出す首脳共同声明案も判明し、海洋安全保障やエネルギー安保などを巡る協力深化が盛り込まれた。
高市首相は1日、政府専用機でニューデリーに到着した。就任後初の訪印となる。首相は出発前、記者団に対し、日印の経済安保協力の推進や技術革新を巡る連携などを訪印の重点事項に挙げ、「官民一体となって日印協力の裾野を広げ、強い経済の実現を目指したい」と語った。
政府関係者によると、今回の合意案件には、富士フイルムによる半導体材料の工場設立の協力や、自動車メーカー・スズキによるバイオガスプラント計画などが含まれる。日本の人工知能(AI)の新興企業がインドの国産AI企業とアプリ開発で協力するなど、幅広い業種で協業を進める。
日印は昨年、首脳間で対印民間投資を10年間で10兆円にする目標で合意しており、今回の2兆円規模の事業はその一環となる。
一方、共同声明案では、昨年の合意内容を再確認した上で、経済安保など喫緊の課題を中心に「日印の相互補完的協力を推進」すると訴えている。高市首相が掲げる「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」構想の進化も歓迎するとした。
安保分野では、海洋安保協力の進展に加え、日本が4月に防衛装備移転3原則と運用指針を見直したことへの評価を表明する。日印の外務・防衛閣僚会合(2プラス2)を年内に開催することも盛り込んだ。
レアアース(希土類)の輸出規制を各国にかける中国を念頭に、経済的威圧や非市場的政策への深刻な懸念も明記した。エネルギー安保では、備蓄を含むエネルギー供給力の強化に向けた協力を進めるとした。
インドでのビジネス環境の改善や中小企業などのインド進出も支援すると記した。JR東日本が開発中の新型新幹線車両「E10系」のインドでの導入に向けた協力の推進もうたった。
科学技術協力を巡っては、「AIを含むイノベーションの促進が、協力の基盤をさらに広げる上で極めて重要だ」と強調した。

熊本県 筑後川にレベル5氾濫発生情報 国交省が水位到達情報を発表

梅雨前線による大雨の影響で、熊本県小国町の筑後川で溢水による氾濫が発生し、国土交通省筑後川ダム統合管理事務所は4時20分に、レベル5氾濫発生情報(水位到達情報)を発表しました。

氾濫が発生したのは筑後川の杖立橋付近(左岸)で、氾濫による浸水が想定される地区は熊本県小国町です。

避難情報を確認して各自安全確保を図るなど、適切な防災行動をとって下さい。

雨がやんだ後も川の周辺には決して近寄らず、少しでも浸水しにくい上の階に移動するなど、身の安全を確保して過ごしてください。
雨量かさむ 土砂災害にも警戒を
梅雨前線の影響で九州北部では昨夜から大雨となりました。アメダス南小国では、3時15分までの1時間に73.5mmの非常に激しい雨を観測しています。

周辺では大雨による氾濫の危険性だけでなく、土砂災害の発生するリスクも非常に高くなっています。

崖や川の近くなど土砂災害の発生するおそれのある地区にお住まいの方は、早めの避難を心がけるとともに、市町村から発表される避難勧告などの情報に注意してください。

服従させるため水責めか=「一夫多妻」自称の男―9回目の逮捕・警視庁

女性との性交動画を盗撮した動画をインターネットサイトで販売したなどとして、「一夫多妻」を自称する男や妻ら3人が逮捕された事件で、警視庁捜査1課は1日、同居の女を服従させるため水責めをしたなどとして、強要と暴力行為等処罰法違反などの疑いで、無職小野洋平容疑者(39)を再逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。逮捕は9回目で、容疑を認めている。
捜査関係者によると、逮捕容疑は昨年5月20~21日、約6時間にわたり、同居の女を叱責しながら包丁で脅迫。台の上にベルトで縛って体を固定し、タオルで覆った顔面に水を掛けて「命令厳守、絶対服従、必ず守る」などと復唱させた疑い。
小野容疑者はSNSで出会った女性とホテルで性交した動画を盗撮した際、女が機器の回収に失敗したことに腹を立てたという。
これまでの捜査で、妻や女が小野容疑者との一夫多妻生活に至った過程も明らかに。妻は2019年4月ごろ、SNSを通じて、すでに複数の女性と暮らしていた同容疑者と知り合い交際した。就職活動の悩みを相談すると「親が原因」と言われ1人暮らしを始めた。同容疑者の会社を手伝うようになると、ミスのたびに暴力を受けるようになったが、その後、結婚した。
女は22年7月ごろにSNSで知り合い、初対面で無理やり性行為をされた。その後もしつこく自宅に来られ「母親と縁を切れ」「お前は一夫多妻じゃないと生活できない」と説得され、25年12月に同容疑者の妻と養子縁組した。
2人はスマートフォンのアプリで位置情報を共有し互いに監視させられていた。いずれも小野容疑者と共謀して性交動画を盗撮したなどとして計6回逮捕、起訴された。妻は逮捕後、「復讐(ふくしゅう)が怖かった」などと供述したという。 [時事通信社]

「彼氏に首を絞められた」 20代女性の首を絞めつけ顔面を殴打 傷害の疑いで男(40)逮捕

北海道・函館西警察署は2026年7月1日、函館市の自称・会社員の男(40)を傷害の疑いで逮捕しました。
男は1日午後6時20分ごろ、自宅で、20代女性の首を両手で絞めつけ、顔面を複数回殴打する暴行を加え、けがをさせた疑いが持たれています。
警察によりますと、男と女性は交際関係にあり、女性が「彼氏に首を絞められた」と110番通報したことで事件が発覚したということです。
調べに対し、男は「間違いありません」と容疑を認めています。
警察は犯行の経緯などについて詳しく調べています。

「アカンやろ」防衛省、LUUP導入も厳しい声「税金で何遊んでるんだ」「行政機関が推奨するのはちょっと悲しい」

防衛省・自衛隊の公式X(旧Twitter)は7月1日、投稿を更新。市ヶ谷庁舎に電動キックボードなどを導入したことを報告しました。

「自転車じゃダメなの?」
同アカウントは「本日(7月1日)より、防衛省市ヶ谷庁舎に電動キックボードと電動アシスト自転車を導入しました。東京ドーム約5個分の広さを有する庁舎内での移動をよりスムーズにし、業務効率の向上につなげます。今後も、職員が力を発揮できる環境づくりを進めていきます」とつづり、1枚の写真を投稿。庁舎の入り口付近に、電動キックボードと電動アシスト自転車が並んでいます。「LUUP」のロゴが入ったスタンドも見えます。

コメントでは「街中でマジ危ないなと思うので、行政機関が推奨するのはちょっと悲しいです 転んだ時に防衛自衛できない乗り物No.1だと思います」「職員専用のものを購入されては。LUUPは位置情報を把握しており、この取組はセキュリティ上良い物とは思いません」と不安の声や、「そもそも庁舎内で移動を減らせばいい 自転車じゃダメなの?」といった疑問の声、「税金で何遊んでるんだ」「防衛省がまさかのLUUPはアカンやろ」と批判的な声など、厳しい意見が多く寄せられました。

一方で、「危険な公道上ではなく、敷地内でのこういう使い方こそ有用かつ正しい使い方だと思います」という前向きな声も上がりました。

LUUPとは
LUUPは、電動アシスト自転車や電動キックボードを街中でシェアできるサービスです。都市部を中心に普及が進んでいますが、公共機関での導入例はまだ多くなく、今回の取り組みが話題になっています。 (文:多町野 望)