認定こども園で女児に暴言「泣いたから教室の空気が汚れた」…保護者がICレコーダー持たせ録音、県に通報して発覚

岡山県は15日、県内の私立幼稚園型認定こども園で、昨年12月に当時5歳の女児が暴言を吐かれる虐待があったと発表した。学校教育法の改正で同10月以降、幼稚園などの職員による虐待通報が義務づけられてから、県内では初の公表となる。
発表によると、女児は女性の保育教諭から、描いた絵について「その色汚い」と言われたり、「泣いたから教室の空気が汚れた」などの暴言を吐かれたりした。女児の様子がおかしいことに気づいた保護者がICレコーダーを持たせて録音し、県に通報したことで発覚した。
同様に児童福祉法も改正されており、県は幼保連携型認定こども園と認可外保育施設でも1件ずつの虐待があったと明らかにした。

特殊詐欺グループ・リーダーら9人とリーダーの両親を逮捕 被害金の一部を両親に渡したか

息子をかたった「オレオレ詐欺」で高齢者から現金をだまし取ったとして、大阪府警特殊詐欺捜査課は16日、詐欺などの疑いで、東京都港区六本木の無職、奥原卓也容疑者(32)ら男9人を逮捕したと発表した。9人は奥原容疑者をリーダーとする匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)とみられる。
同課によると、グループは、大阪や東京のビジネスホテルを転々としながら、高齢者らに電話。息子や証券会社の社員を装って「株でもうけたが、税金を納めなかったので脱税になると言われた」などとをつき、金を要求していた。
今年1~9月に同様の手口による被害が全国で約300人、計約7億4000万円確認されており、府警は関連を調べる。
また、奥原容疑者は被害金の一部を両親に渡していたとみられ、組織犯罪処罰法違反容疑で50代の両親も逮捕した。
奥原容疑者の逮捕容疑は共謀し、7月、息子などを装って大阪府内の80代女性に複数回電話をかけ、現金200万円をだましとったなどとしている。同課は認否を明らかにしていない。

「別人物が被告を陥れた可能性ある」 王将社長射殺で京都地裁

2013年12月に起きた「餃子の王将」社長射殺事件で、殺人罪と銃刀法違反に問われた特定危険指定暴力団・工藤会系組幹部の田中幸雄被告(59)に対し、京都地裁は16日、無罪判決を言い渡した。
西川篤志裁判長は「被告が実行犯である可能性は相当程度推認できるものの、被告が第三者をかばったり、別の人物が被告を陥れたりする可能性が否定できない」と述べた。
検察側は無期懲役を求刑し、弁護側は無罪を主張していた。
事件は13年12月19日午前5時45分ごろ、京都市山科区の王将本社前の駐車場で発生。被告は、王将フードサービスの社長だった大東隆行さん(当時72歳)を拳銃で撃ち失血死させたとして起訴されていた。
被告が大東さんを射殺したことを直接示す証拠はなく、検察側は状況証拠を基に有罪立証を試みていた。

「真犯人を追って」「勇気を持って振り出しに」 王将社長射殺で無罪判決の被告がコメント

平成25年12月に「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの社長だった大東隆行さん=当時(72)=が射殺された事件で、殺人罪などに問われた特定危険指定暴力団工藤会系組幹部、田中幸雄被告(59)に無罪を言い渡した16日の京都地裁判決。被告は閉廷後、弁護人を通じて「真犯人を追っていただきたい」とのコメントを発表した。全文は以下の通り。
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裁判官の判決の言葉に、溜飲(りゅういん)が下がるとともに、この4年の垢(あか)が洗い流された気持ちになりました。それでも犯人と思われた時点で人生が変わるし、失ったものも戻ってきません。検察も人間ですから、間違うこともあります。過ちは過ちとして、勇気を持って振り出しに戻って、過ちを正され、真犯人を追っていただきたい。

衆院、関文科相を厳重注意へ 議員会館で資金パーティー

衆院議院運営委員会は16日の理事会で、衆院内規に反して衆院議員会館で政治資金パーティーを開いた関芳弘文部科学相に対し、坂本哲志委員長が厳重注意すると決めた。坂本氏が記者団に明らかにした。
関氏は16日の閣議後記者会見で、パーティー開催に関し「猛省している」と重ねて陳謝した。ただ、出席者数など詳細については「個別の政治活動に関することで答えは差し控えたい。法令に従い開催した」と述べるにとどめた。
衆院の内規では、許可を受けない商行為を禁じている。関氏は、2020年と24年に会館内でパーティーを開いたことを認めた上で「商行為に該当しないと認識して開催した」と釈明していた。

インサイダーの罪、男に実刑 三田証券元幹部から情報

三田証券(東京)元幹部から得た企業の内部情報を基にインサイダー取引をしたとして、金融商品取引法違反罪に問われた会社役員松木悠宣被告(45)に東京地裁は16日、懲役4年6月、罰金1千万円(求刑懲役7年、罰金1千万円)の判決を言い渡した。駒田秀和裁判官は「中心的立場で刑事責任は非常に重い」と述べた。
判決は、投資運用業を無登録で5年以上営んでいた被告が、さらに利益を上げようと内部情報を悪用して大規模なインサイダーに及んだと指摘。「市場の健全性を損なわせ、相当に悪質」とした。
判決によると、三田証券の元取締役=同罪で公判中=らと共謀し、モーター大手「ニデック」が工作機械大手「牧野フライス製作所」に対し、株式公開買い付け(TOB)を実施するとの内部情報を知り、公表前の2024年9~12月、松木被告名義の口座などから牧野フライスの計32万9100株を計約23億4980万円で買い付けるなどした。

兵庫県知事ら3人「不起訴相当」=告発の情報漏えい容疑―検審議決

兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラなどを告発した元県民局長(故人)の私的情報の漏えいに関与したなどとして、地方公務員法(守秘義務)違反容疑で告発され、不起訴となった斎藤知事ら3人について、神戸第2検察審査会は16日までに「不起訴相当」と議決した。14日付。
神戸地検は3月、斎藤知事と元副知事を嫌疑不十分、元総務部長を起訴猶予とし、告発した大学教授が審査を申し立てていた。 [時事通信社]

借金100万円超か 母娘殺害、娘の元交際相手を殺人罪で起訴 大阪・和泉の集合住宅

大阪府和泉市の集合住宅で4月、住人の母娘2人が刺殺された事件で、大阪地検堺支部は16日、殺人罪などで娘の元交際相手の無職、杉平輝幸容疑者(51)=堺市堺区=を起訴した。5月下旬から鑑定留置した結果、責任能力を問えると判断したとみられる。
起訴状によると、杉平被告は4月8日未明、母娘が住む和泉市鶴山台の集合住宅一室で、元交際相手で社会福祉士の村上裕加(ゆか)さん=当時(41)=と、母親の和子さん(76)の首などを包丁で刺し失血死させたなどとしている。
捜査関係者などによると、杉平被告は裕加さんに100万円を超える金を借りていた。裕加さんは事件前、知人に「別れたいが別れてもらえない」と相談していたという。

中1死亡いじめ認定、広島 学校側の対応に問題と指摘

広島県呉市で2022年6月、市立中1年の生徒が列車にはねられ死亡した事案があり、市教育委員会から調査を依頼された「呉市いじめ問題等調査委員会」は16日、生徒がいじめに該当する行為を受けていたと認定する報告書を公表した。学校側が、スクールカウンセラーら専門家を交えた対応をしていなかったことも指摘した。
委員会は、生徒が小学6年の時、差別的な発言をされたことや、中学校でLINE(ライン)グループから一方的にブロックされたり、廊下を通る時ににらまれたりしたことなどをいじめとして認定した。
生徒は小学校では養護教諭に、中学校では担任に相談したが、いずれも管理職の判断に従い、両親に伝えられていなかった。報告書によると、小中学校とも、相談を受けた際に両親に何を伝えてほしくないか生徒に確認せず、保護者に伝えないと判断する際、スクールカウンセラーら専門家が立ち会った形跡もなかった、としている。
調査委は学識経験者ら5人で構成し22年9月に調査開始。25年4月に報告書の提出を受けた市教委が今月、再発防止策をまとめた。

“詐欺撲滅”YouTuber「KENZO新宿109」池田実貴容疑者(28)逮捕…「動画がなかったら生きていたかも」死亡男性の母親が涙の訴え【news23】

登録者100万人を超え、「詐欺撲滅」を掲げるYouTuberの男が名誉毀損の疑いで逮捕されました。動画内で中傷され、自ら命を絶った男性。母親は「息子のような子をもう作らないでほしい」と訴えました。
「『僕の職業は詐欺師です』って言ってみ」事件のいきさつは?
登録者数100万人超え。詐欺や悪質マルチ商法などを糾弾するYouTuber「KENZO【新宿109】」。
そのYouTuber、本名・池田実貴容疑者(28)が名誉毀損の疑いで逮捕されました。
池田容疑者は2025年6月、京都市にある不動産会社の代表だった中野拓磨さんを誹謗中傷する動画を投稿し、名誉を傷つけた疑いが持たれています。
動画が公開されたあと、中野さんは36歳の若さで自ら命を絶ちました。
母・さえ子さんは…
亡くなった拓磨さんの母・中野さえ子さん(73) 「動画の中の姿だけで息子の人柄まで痛めつけられ、誹謗中傷されることが、母親としてどれだけ悔しかったか」
また、事件をめぐっては、中野さんから現金30億円を脅し取ろうとした疑いで、岡山市の会社役員・赤木誠容疑者(46)ら2人も逮捕されました。
いきさつはこうです。訴状によると、中野さんは2023年、自らの会社の株式を赤木容疑者らに譲渡したといいます。しかし、その後…
拓磨さんの母・中野さえ子さん 「昨年(2025年)の春ごろから理由もなく、(赤木容疑者らから)息子に騙されたなどと言われるようになり、自分が言えば警察が動くとか、刑務所に入れるぞとか脅されました」
脅迫をうけた際の電話音声が残っています。
赤木容疑者 「『僕の職業は詐欺師です』って言ってみ。言えよ、さっさと」
中野拓磨さん 「いや、それは言えないです」
赤木容疑者 「いや、俺が『言え』と言ったことはすぐに言えよ。『僕の職業は詐欺師です』って今すぐ言え」
中野拓磨さん 「僕の職業は詐欺師です」
赤木容疑者 「そうやって言えよ。言われたら全部やるんだよ。お前の生きるも死ぬも全部俺のさじ加減じゃ、この野郎。お前が生き残る術って、俺の逆鱗に触れん以外ねえんで」
話し合い中にYouTuberが現れ…土下座の様子を撮影か
また、中野さんと赤木容疑者らの話し合いの中に突如、YouTuberの池田容疑者が現れ、無断で動画を撮影されたといいます。
池田容疑者は2025年6月、YouTubeに「巨額な資金を略奪した特別背任容疑の会社役員に突撃してみた!」という動画を投稿。
遺族によると動画には、中野さんが土下座をしている様子なども映っており、詐欺を働いたかのような説明がなされていました。
調べに対し、池田容疑者は「弁護士と会ってから話す」とし、赤木容疑者は「言ったことは間違いないが、お金を取る目的ではなかった」と容疑を一部否認しています。
拓磨さんの母・中野さえ子さん 「あの動画がなかったら、まだ拓磨は生きてたかもしれない。画面を見て面白おかしく笑う人、あなたが同じ立場に立ったらどういう思いをするの?って、自分の立場だと思って考えてほしい」 「脅迫や恐喝の手段としてYouTubeを利用し、それによって人が追い詰められ命を失う。こうしたことはもう拓磨の言うとおり、拓磨で最後にしてください。拓磨のような子を、私みたいな親を、もう作らないでください」
過激な投稿で“稼ぎ”「アテンションエコノミー」の功罪とは
小川彩佳キャスター: 動画の中で追及された方が命を絶つというところにまで発展してしまったわけですけれども。
私的な制裁を加えるなど、過激な動画や投稿がこうして広がっていく背景には、注目を集めるほど収益につながる「アテンションエコノミー」のひずみがあると、Podcastプロデューサーの野村高文さんは指摘していらっしゃいます。
Podcastプロデューサー 野村高文さん: はい。特に動画プラットフォームやSNSがそうなのですが、今ネット空間は、注目を集めて再生数を稼ぐと直接的に収益につながる仕組みができています。情報の正しさよりも、どれだけ目立つかが優先される構造になっています。
もちろん間違ったことを言うと、たとえば刑事罰の対象になるほか、訴訟リスクなどもありますが、その収益が結構大きいため、リスクを踏んででも儲かってしまうという構造があることが、かなり問題だと思っています。
今回逮捕された容疑者のYouTuberは私的制裁、いわゆる“私人逮捕系”といわれるジャンルだと思うのですが、視聴者の溜飲が下がるようなコンテンツを作っています。
ただ、対象になった方が実際に悪いことをしたかどうかが二の次になっており、その構図自体が今回の事件を生み出したのではないかと思っています。
藤森祥平キャスター: 総務省が運営を支援している違法・有害情報相談センターには、この3年間で見ても、ネット上の誹謗中傷などをめぐっての相談が毎年6000件を超えて寄せられています。
もちろん、相談されていないケースもたくさんあるでしょうから、見えていない部分はもっとあるのではないかと思います。
Podcastプロデューサー 野村高文さん: 本当に数字が伸びてしまっているというところで、個別の動画を対策するだけでは、なかなか解決が難しいと思っています。
過激なコンテンツで注意を引きつけることが収益になるという場をプラットフォームが提供しているので、それは社会的に許されないという共通認識を作ることが大事ではないでしょうか。
たとえば、企業側も広告を出さないようにする。
あとは見る側も、こういったコンテンツにはすごく目がいきますが、本当に面白がって消費していいのか、改めて心に問い直す必要があるのではないかと思います。
藤森祥平キャスター: 少しずつ意識を変えていくところからですね。
========== <プロフィール> 野村高文 Podcastプロデューサー Podcast制作会社の代表経営者への取材多数 外資系ファームでコンサルタントの経験も