NHK、50代男性ディレクターを諭旨免職処分へ 不同意性交容疑で逮捕、不起訴

NHKは23日、面識のない20代女性に性的暴行をしたとして、不同意性交容疑で警視庁に逮捕された報道局スポーツセンターの50代男性チーフディレクター=不起訴処分=を30日付で諭旨免職処分にすると発表した。
NHKによると、男性は1月4日午前8時過ぎに自宅で業務用スマートフォンを使って出勤打刻を行い、番組の構成を考えたり、取材先からの電話連絡を待っていたりした後、東京都渋谷区の放送センターへ移動中に同区内の路上で女性に声をかけてわいせつな行為をし、トラブルになった。
このほか、勤務時間中に業務と無関係の人に会ったり、家族と外食をしたりするといった私的な行為が多数発覚。それらの様子を業務用スマホで撮影して保管していたといい、「職員としてふさわしくない」と判断した。
男性は「申し訳ありませんでした」と繰り返しているが、不同意性交については否定しているという。
NHKは「視聴者の皆さまに深くおわびする。改めてコンプライアンスを徹底し、再発防止に努める」とコメントした。

【続報】発電機を使用→排気ガスが充満か 作業員3人は一酸化炭素中毒 換気が不十分だった可能性 福岡

福岡市中央区の保育園などが入る建物で23日午前、工事中に作業員や園児あわせて7人が搬送された事故で、市は、ガソリンエンジン発電機を使用したところ、排気ガスが充満したことが原因と考えられると発表しました。作業員3人は、一酸化炭素中毒と確認されました。
消防によりますと、午前9時50分ごろ、福岡市中央区長浜の舞鶴保育園と高齢者向け福祉施設「福岡100プラザ中央」が入る建物で「発電機をたいて解体作業中に、気分が悪くなった人がいる」と119番通報がありました。
福岡市によりますと、当時、保育園1階の屋内で、壁やタイルをはがす工事が行われていました。
現場にいた20代と60代の作業員3人と、3歳から5歳までの園児4人が、頭痛やのどの痛みなど体調不良を訴え病院に搬送されました。いずれも命に別条はないということです。
福岡市は夕方になって、ガソリンエンジン発電機を使用したところ、排気ガスが充満したことが原因と考えられると発表しました。
作業エリアは騒音と粉じん対策のため、ほぼ密閉状態で、換気については外部に面した床からおよそ80センチのところにある窓で行っていました。また、集じん機1台で、内部の空気を外部に強制排出していましたが、換気が不十分だったと考えられるとしています。
搬送された作業員3人は受診の結果、一酸化炭素中毒で軽症だということです。
園児4人は受診の結果、異常はなかったということで、うち2人は念のため、24日まで医療機関で様子をみるということです。

<独自>辺野古転覆「全員船から落とされた」 生徒ら緊迫通報、内容判明 船長ら通報せず

沖縄県名護市辺野古沖で船2隻が転覆し、平和学習中の同志社国際高(京都府)2年の女子生徒ら2人が死亡した事故で、事故直後に生徒から「乗っていた船がひっくり返った。今は浅瀬にいて、近くの島まで泳いだ方がいいか」といった118番通報が相次いでいたことが23日、関係者への取材で分かった。詳細な通報内容から当時の緊迫した様子が判明した。転覆した抗議船の船長や乗組員、引率教員からの通報はなかった。
「もしもし、あの…」通話途切れ
事故は3月16日午前10時10分ごろ、辺野古沖にある浅瀬のリーフ(環礁)周辺で発生した。抗議船「不屈」が先に転覆し、救助に向かった抗議船「平和丸」も約2分後にほぼ同じ場所でひっくり返った。事故では、平和丸に乗っていた女子生徒と不屈の船長が死亡し、生徒12人と乗組員2人の計14人が負傷した。
関係者によると、最初の118番通報は午前10時14分だった。「もしもし、あの…」。終始雑音が混じり、音声も途切れ、内容を聞き取ることはできなかったという。
平和丸の船長や乗組員、抗議船に同乗しなかった引率教員が118番通報をしていないことは確認されており、2隻のいずれかに乗っていた同校生徒が通報したとみられる。
「島まで泳いだ方がいいか」
2分後の10時16分、たて続けに2本の通報が入る。1件目は不屈に乗っていた生徒からだった。
「辺野古のボートツアーに参加していたが、乗っていた船が大きな波にのまれて、全員船から落とされた。今は足がつく浅いところに立っているが、どうすればいいか」
生徒は、同志社国際高の修学旅行で訪れており、救命胴衣を着用していて色は赤と青であること、携帯電話の充電が78%残っていると伝えた。
ほぼ同時刻、平和丸に乗っていた生徒からも「乗っていた船がひっくり返った。今は浅瀬にいて、近くの島まで泳いだ方がいいか。救命胴衣は着ている」と通報が寄せられた。「乗っていた人は全員で20名くらい」「海上保安庁のゴムボートが7隻くらい救助に来ている」と事故現場の状況を詳細に伝えていた。
このあとゴムボートで現場に駆け付けた海上保安官と電話がかわり、転覆した抗議船の船底の上に5人いて、付近に浮いている2人は別のゴムボートが対応しているといった状況が報告された。(大竹直樹)

岩手で山林火災 2か所で同時発生 200ヘクタール以上延焼…なぜ被害拡大?

岩手県で発生した山林火災。大槌町によりますと、200ヘクタール以上が延焼、2588人に避難指示が出ています。2か所で同時に発生した火災、なぜこれほど拡大したのでしょうか。
山林火災発生から1日以上が過ぎても届かない収束の知らせ。
記者「消火活動のヘリコプターが炎の方へと向かいます。放水しました」
22日夜、2つの地区で相次いで山林火災が発生した岩手県大槌町。一夜明けても、山へとつながる道は規制線がはられたまま。収まる気配のない煙、中には立ち並ぶ住宅のすぐ裏手に炎。予断を許さない状況が続きます。
記者「住民の方でしょうか、山を見ている様子があります。こちらの住民の方も山を見ています。心配そうに見つめています」
住宅街に迫る炎。
「(Q:これだけ大規模な山火事)初めて。寝たきりの母親もいますから、どうしてもギリギリまで(避難できない)。このまま穏やかに鎮火してもらいたい」
朝から懸命な消火活動が続いていますが、なかなか鎮圧には至らず。それどころか、上空から見ると…
記者「雲のように見えるもの、これほとんど煙とみられています。あたり一帯の視界をふさぐような形で煙が覆っています」
うっすらとしか見えない町の輪郭。
記者「複数の場所から大量の煙が上がっています。海側から内陸側、東から西へと弱い風が吹いています。風に乗って煙や火が広がっていると思われます」
大槌町で1つ目の火災が起きたのは22日午後1時50分ごろ、小鎚地区。そのおよそ2時間半後、10キロほど離れた吉里吉里地区でも山林火災が発生しました。町によりますと、焼けた範囲はあわせておよそ201ヘクタール。
通報者「火のまわりがはやかった。最初は煙、それからすぐ火がついた。赤くなって『ついた』って。そのくらい風が強かった」
これまでに、小鎚地区では住宅など建物7棟が焼け、60代の女性が避難所で転倒しケガをしたということです。
避難指示のエリアも拡大。およそ1200世帯、2600人ほどが対象です。避難所に身を寄せていた人は…
小学6年生「震災のときは高いところに逃げれば大丈夫だけど、火事の時は囲まれたら終わりだからちょっと怖かった」
「震災で、津波で全壊して、高台に家を建てた。今度は山からの火事で、また家が燃えそうになっている。早く消えてほしいの一言」
さらに、この地域では3日前、三陸沖を震源とする地震を受け「北海道・三陸沖後発地震注意情報」も発出されています。
「(Q:後発地震注意情報も山火事も)パニックです。地震が来て、津波が来て、上にあがると山でしょ。火事でしょ。どこに行けばいいのかな。怖いです。本当に怖いです」
同じ日、同じ町内で起きた2つの山林火災はなぜ起きたのか。専門家は…
山林火災に詳しい 千葉大学・峠嘉哉准教授「2か所の距離が10キロ離れていて、飛び火で2件目が起きたかというとそうではない。独立して2件の林野火災が同じ日に起きたと」
10キロという距離から、2つの火災は別々の火災と分析。今の時期は山火事が起こりやすい時期だということです。
山林火災に詳しい 千葉大学・峠嘉哉准教授「『乾燥・強風』の条件と『地形が急峻(急で険しい)』な条件だと延焼速度がはやくなって大規模化しやすくなる」
17日から「乾燥注意報」が連日発表されていて、この10日間の雨量は、平年と比べてかなり少ない大槌町。週末にかけても晴れて空気の乾燥が続き、まとまった雨が降る可能性は低い見込みとなっています。

「最悪」「不当判決」=敗訴の障害者ら―駅無人化

鉄道駅の無人化を巡る訴訟で、障害者に対する差別だとは認めなかった23日の大分地裁判決について、原告らからは「不当判決だ」「人権的な考え方が全くない」など憤りの声が上がった。
午後3時、法廷で裁判長が「請求をいずれも棄却する」という主文を読み上げた。傍聴席に詰め掛けた支援者らからは、ため息とともに「最悪だ」との声が漏れた。
脳性まひの原告、宮西君代さん(63)は判決後の記者会見で「私たちの自由な権利を少しも認めなかった」と声を詰まらせた。
弁護団代表の徳田靖之弁護士(81)は「裁判所は大企業の擁護者に成り下がった」と批判。「これからも戦い続ける」との姿勢を強調した。 [時事通信社]

梅田・結婚式場入る23階建てビルから飛び降り 20代女性2人の死亡確認、部屋には遺書

23日午後1時40分ごろ、大阪市北区茶屋町の高層ビルから「人が落下したようだ」と110番があった。大阪府警曽根崎署によると、女性2人が23階建てビルの19階から飛び降りたとみられ、落下現場と搬送先の病院でそれぞれ死亡が確認された。2人はいずれも20代とみられ、同署が身元や詳しい状況を調べている。
同署によると、2人は宿泊するホテルのベランダから転落した可能性があり、部屋には2人が残したとみられる遺書らしき文書があった。2人はいずれも地上に達する前に中層階の屋根上などに落下。チェックアウトの時間を過ぎても連絡が取れないため、部屋を確認した従業員が異変に気付いたという。
現場は阪急電鉄大阪梅田駅に近い繁華街に位置する、ホテルや結婚式場が入る高層ビル。

遺族ら、犠牲者の冥福祈る=知床沖観光船事故4年―北海道

北海道・知床半島沖で2022年4月、観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没し、死者・行方不明者26人を出した事故から23日で4年となった。地元斜里町で追悼式が行われ、被害者遺族ら90人が参列。事故が発生したとされる午後1時すぎのサイレンに合わせて黙とうをささげ、犠牲者の冥福を祈った。
山内浩彰町長は式辞で「事故を決して風化させない。安心して訪れることができる知床であるため、地域全体で具体的な行動を積み重ねる」と決意を示した。知床斜里町観光協会の野尻勝規会長は「安全の確保が最大の使命」と誓った。
行方不明となっている小柳宝大さん=当時(34)=の家族は、船が出港したウトロ漁港で黙とうした。父親は海水に手を付け、「こんなに冷たい中へ飛び込まなければならなかったと思うとつらい」と吐露。「漁港に来ると見つかっていない息子と対面するような気持ちになる」と話した。
会場の献花台には町民らが訪れ、花を手向けた。事故発生時に斜里町長として対応に当たった馬場隆さん(75)は、「乗客家族はこの4年間、苦しみや悲しみ、憤りを抱えながら生きてこられた。その気持ちが少しでも和らいでほしい」と声を絞り出した。
運航会社「知床遊覧船」社長の桂田精一被告(62)=業務上過失致死罪で公判中=の姿は見えず、同社名義で花が届けられた。 [時事通信社]

「一番泣きそうになるのは当日キャンセル」未払い賃金など約312万円求め…利用者9人が「タイミー」を集団提訴

スキマバイトの仲介アプリ「タイミー」をめぐり、利用者9人が運営会社を集団提訴しました。“仕事を一方的にキャンセルされた”と原告側は訴えています。
街の人に聞きました。「“スキマバイト”してますか?」
スキマバイト利用者(29)
「転職の合間にお金がない時に使いました」
カフェで5時間働き、給料は4900円ほど。
スキマバイト利用者(29)
「誰でもできるようなゴミの片付けとか、皿洗いとか簡単なもの」
これまでに170回以上“スキマバイト”をしたという男性は…
スキマバイト利用者(30代)
「人間関係とか悩まずに1日で終わるから、それがメリットかな」
“隙間時間”を利用して、単発でアルバイトをする“スキマバイト”。労働者側と企業側が“仲介アプリ”を使い、マッチングする仕組みとなっていますが、21日、労働者側の9人が“仲介アプリ”を運営する「タイミー」を集団提訴しました。
訴えたのは“企業側からのキャンセル”についてです。
原告の男性(21日)
「いままで30件以上(仕事を)キャンセルされました。(キャンセル通知に)日当に対しての補償がひとことも書いていないんですね。これは誰がどう考えてもおかしいと思う」
訴状によりますと、原告側は、アプリを通じて求人に応募しマッチングが成立した仕事を一方的な理由で直前にキャンセルされた際、賃金が支払われなかったと主張しています。
9人はタイミーに対し、未払い賃金など合わせておよそ312万円の支払いを求めています。
原告の男性は、90代の母親の介護などが理由で仕事を辞めたため、タイミーの利用を開始したといいます。
そこで、たびたび送られてきたのが…
「企業よりご依頼があり、マッチングをキャンセルさせていただきました」
原告の男性
「働く日にち・場所・時間・日当、全部明確に決まっているにもかかわらず、突然ショートメールでキャンセルされましたというのがくると、がく然としちゃいますね。一番泣きそうになるのは当日のキャンセルですね」
タイミーは去年9月から、就労開始時刻の24時間前を過ぎた後に、不可抗力の事情などを除き企業側がキャンセルした場合、原則休業手当の支払いが必要とする見直しを行っていますが、原告側は見直し後も、キャンセルが続いているとしています。
原告側の弁護士によりますと、直前キャンセルについて、過去に企業側の責任が認められた裁判はあるものの、仲介業者の責任を問う裁判は今回が初だということです。
タイミーは、「訴状が届いたら内容を確認し対応を検討する」としています。
(4月21日放送『news zero』より)

各国首脳が“高市詣で”きょう首脳会談の大統領に直撃 お土産は?

高市首相と会談するため各国首脳が相次いで日本を訪れる中、22日午後に会談を控える東ヨーロッパの国、モンテネグロの大統領が日本テレビの単独インタビューに応じました。
モンテネグロ・ミラトビッチ大統領(21日午前、都内)「モンテネグロが位置する欧州と日本の間には、関係を強化する動きがあります。私たちが生きる非常に不確実な世界を考えると、この関係は戦略的に重要です。そして、これを支持する高市首相の役割は極めて重要だと考えます」
ミラトビッチ大統領は、高市首相について「日本国民の支持を背景に国を前に進める強いリーダーという印象を持っている」と述べました。
また、首脳会談の際、高市首相へのお土産として、モンテネグロの伝統衣装にあしらわれている模様のブローチとスカーフを渡すことも明らかにしました。
就任半年を迎えた高市首相のもとには、イギリスのスターマー首相、フランスのマクロン大統領ら15か国以上の首脳が相次いで訪れ、会談を行っています。
外務省幹部は「『高市詣で』とも呼べる状況だ。不確実な国際情勢の中で、トランプ大統領との関係が安定している高市首相、日本の価値は高まっている」と話しています。

《高市内閣の実態はすでに旧茂木派内閣》自民党内で“ポスト高市”と囁かれる茂木敏充・外相 高市内閣に旧茂木派の6人を大臣に送り込み「内閣を居抜きで引き継ぐ」狙いか

衆院選において歴史的な圧勝をもたらした高市早苗・首相は、自民党で「一強体制」を築いたように見えたが、ここにきて異変が起きている。党執行部や側近との対立が深まり、看板政策をめぐる反発も表面化、解体されたはずの「派閥」までもが息を吹き返し、もともと無派閥の高市首相への包囲網となりつつある。そして、早くもポスト高市を狙う動きも見え始めている。【全3回の第3回】
高市政権は茂木氏と旧茂木派大臣の全面バックアップで成り立っている
高市首相の”次”を狙うのは誰になるのか。自民党内でポスト高市と囁かれているのは総裁選2位の小泉進次郎氏ではなく、最下位だった茂木敏充・外相なのだという。
政治評論家の有馬晴海氏が語る。
「高市内閣の骨格を見ると旧茂木派の大臣が6人を占めている。木原稔・官房長官が官邸を仕切り、対米外交やイラク問題は茂木外相、コメ政策の鈴木憲和・農相、外国人規制の小野田紀美・経済安保相、再審制度見直しは平口洋・法相といずれも重要政策を担い、事実上、官邸と内閣を旧茂木派が支えている。高市政権は茂木氏と旧茂木派大臣の全面バックアップで成り立っていると言えます」
高市内閣の実態はすでに「旧茂木派内閣」だと見ているのである。
茂木氏とその腹心の大臣たちに要所を押さえられているということは、裏を返すと、茂木氏が手を引けば政権維持が難しくなるリスクを孕む。
茂木氏は党内でもひそかに支持を伸ばしている。
旧茂木派は小渕優子氏ら有力議員が離脱。旧参院平成研を率いる石井準一・参院幹事長は小林鷹之・政調会長支持の新たなグループ作りに動いて勢力は縮小傾向に見えるが、外交や経済政策の勉強会を主宰し、萩生田光一・幹事長代行ら旧安倍派、旧岸田派の議員など約70人が参加している。
「高市政権が行き詰まった時、政策や外交課題をすぐ引き継げるのは茂木さんしかいない。麻生さんも手腕が未知数な小泉氏ではなく、外交・行政手腕に定評があって関係もいい茂木さんなら反対しないはずです」(旧茂木派中堅議員)
高市政権を居抜きで引き継ぐ気満々のようだ。
衆院で史上最多の議席を握った自民党で、かつてない激しさの権力闘争が始まろうとしている。
(第1回から読む)
※週刊ポスト2026年5月1日号