樹海で死亡していた50歳息子を殺人容疑などで書類送検 大津市のタワマンで両親を死傷させた疑い 容疑者死亡のまま

滋賀県大津市のタワーマンションで70代の夫婦が死傷した事件で、警察は樹海で死亡しているのが見つかった当時50歳の息子を、殺人などの容疑で書類送検しました。
容疑者死亡のまま書類送検されたのは、大津市下阪本の無職・岩崎真容疑者です。
警察によりますと、岩崎容疑者は今年2月、大津市内のタワーマンションで、父親(当時78)の頭などを殴打して殺害した疑いと、母親を殺害しようとした疑いがもたれています。
事件発生の後、指名手配されていた息子は、今年5月に山梨県の樹海で、腐敗し一部白骨化した遺体で見つかり、DNA鑑定の結果、容疑者本人と判明していました。
警察は容疑者が死亡した理由や、死因はわからないとしています。

17歳女子高生が放火し自宅全焼、容疑で逮捕…隣接の住宅2棟や車も延焼

栃木県警那須塩原署は4日、同県那須塩原市の女子高校生(17)を現住建造物等放火の疑いで逮捕した。
発表によると、女子生徒は先月24日午後2時10分頃、木造2階の自宅に火をつけて全焼させた疑い。容疑を認めているという。
同署などによると、女子生徒は5人暮らしで、同居する家族から「2階から火が出ている」と110番があった。隣接する住宅2棟や駐車していた車にも延焼し、約4時間後に消し止められた。けが人はなかった。

16年前の長崎・大村の女性殺害 内縁の75歳に無罪判決 長崎地裁

2009年に長崎県大村市の自宅で内縁関係にあった松永千賀子さん(当時48歳か49歳)を殺害したとして殺人罪に問われた住所不定、無職、馬場恒典被告(75)の裁判員裁判で、長崎地裁(太田寅彦裁判長)は4日、無罪判決を言い渡した。
松永さんは09年10月に両親が県警に行方不明者届を出し、18年5月に同県諫早市の倉庫内から遺体で見つかった。
内縁の夫だった馬場被告は23年3月に殺人容疑で県警に逮捕された。09年4月中旬~6月ごろに自宅で松永さんの右側頭部などを鈍器のようなもので複数回殴り、頭蓋骨(ずがいこつ)骨折に伴う脳挫傷で死亡させたとして起訴されていた。
しかし、検察側が殺害現場とした自宅から松永さんの血痕は検出されなかった他、凶器も見つかっておらず、馬場被告は公判で無罪を主張していた。【添谷尚希】

麻生最高顧問「石破おろし」へ怪気炎、高市早苗氏が“蠢動”も…自民党臨時総裁選では空振り確実なワケ

「石破おろし」を巡って、ついに“ボス猿”が動き出した。
自民党の麻生太郎最高顧問が3日、横浜市内のホテルで開いた麻生派の研修会で講演した。
「私自身は総裁選前倒しを要求する書面に署名し、提出すると決めている」と明言。石破首相に事実上の「退陣要求」を突きつけた格好だ。前倒しには、国会議員と都道府県連代表者計342人の過半数「172人」の賛同が必要だが、麻生氏の一声で反石破派が勢いづく可能性がある。
「前倒しに賛成の場合、記名の上、公表もされますから、多くの議員が尻込みするとみられています。しかし、麻生さんが声を上げたことで皆、意思表明しやすくなったはずです。今後、賛同者が続々と出てきてもおかしくありません」(官邸事情通)
前倒しを見越して、自民党議員の目線は臨時総裁選に向きつつある。総裁選そのものを巡っても、麻生氏がカギを握っている。党内に唯一残る麻生派の所属議員は43人。それだけの「数」を持つ麻生が誰を担ぐか──、永田町関係者の注目がそこに集まっているのだ。「高市前経済安保相ではないか」と言うのは、ある自民党事情通だ。
「麻生さんは現状、誰が勝ち馬か様子見している段階だとは思います。ただ、前回総裁選では高市さんを支援。終了後、『石破政権は短いかもしれねぇ。だから、用意しとけ』と高市さんに伝えています。一方の高市さんも、7月の参院選直後、自らに近い議員10人と会合し、その足で麻生さんと面会している。まるで『私の後ろには麻生さんがいる』と言わんばかりの動きでした」
今月2日の両院議員総会後、高市氏は「組織がうまくいかなかった時のリーダーの責任の取り方については、自分なりの考え方がある」と、事実上、石破首相に退陣を要求。同日夜、やはり自身を支持する若手議員約10人と会食し、総裁選への対応について意見を交わした。既に、参院選中に「私なりに腹をくくった」と、総裁選への出馬に意欲を示しており、ヤル気は十分。「ポスト石破」に向けて蠢いている。
「参院選で高市さんは数多くの陣営の応援に入りました。あれは総裁選に向けた“選挙対策”です。参院議員の票だけでなく、地方の党員票の積み上げを狙ったのは明らか。安倍元首相の地元・山口には参院選の応援だけでなく、選挙後にも入りました。参加したのは地元支援者100人程度の小規模集会です。大きな集会に出てしまうと、安倍さんの政敵で山口県選出の林芳正官房長官にバレてしまう。林さんは総裁候補の一人でもあるため、あまり刺激しないようコッソリ動いているようです」(山口県政関係者)
■支持の広がりがイマイチ
「次の首相」の上位常連の高市氏。一定の人気があるのは確かだが、果たして勝算はあるのか。「どうですかねぇ」と懐疑的なのは、ある自民党関係者だ。
「前回総裁選で高市さんの推薦人に名を連ねた20人のうち、9人が落選や引退でバッジを外しています。ちょくちょく開く会合でも、集まるのはいつも10人程度。現状、彼女を支援する議員はそのレベルで、広がりがありません。麻生さんはそんな高市さんを見限った、とも言われている。それに、国際情勢が混迷を極める中、高市さんで大丈夫なのか、とも思いますね」
空振り必至だ。
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「石破おろし」をめぐる自民党の醜悪な内ゲバについては、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などで詳しく報じている。

【速報】女性のあとつけて転倒させ、履いていた靴下を強取、ケガさせた疑いで23歳男を再逮捕 この男、女性の後をつけ「うなじの匂いを嗅いだ事件」でも逮捕

大阪府警は4日、深夜の路上で女性に抱きついて転倒させ、わいせつ行為に及びケガをさせた疑いで先月逮捕した男を、強盗傷害事件にかかわったとして、再逮捕したことを発表しました。
再逮捕されたのは、大阪・泉南市に住む無職の栗本晃来(23)容疑者です。
警察によりますと、男は8月15日の夜8時25分ごろ、大阪府内の公園で20代女性を路上に転倒させ、その女性のはいていた左足の靴下を奪い、全治14日のけがをさせた疑いがもたれています。
被害者から、「知らない男にこかされて、履いていた靴下を脱がされ奪われた」などと110番通報があって、警察が現場にかけつけて事件を把握しました。
取り調べに対し、「一人で歩いている女性のあとをつけ、後ろからその女性の両足首を掴んで転倒させ、女性が履いていた靴下を脱がせて奪いました」と容疑を認めているということです。
◆4キロ 50分にわたり女性のあとつけた事件も…
この事件を前に、男は先月21日、深夜の路上で女性に抱きついて転倒させ、わいせつ行為に及んだうえケガをさせた不同意わいせつ傷害の疑いで逮捕されています。
取り調べに対して、「1人で歩いている女性の後ろから近づき、勢いよく抱きついて転倒させ、女性のうなじの匂いを嗅いだことに間違いありません。自分の性欲を満たすためです」と容疑を認めているということです。

自分の子どもが利用する福祉施設で職員の女性にカスハラか 暴行容疑で保育士の女を逮捕 滋賀県彦根市

滋賀県彦根市の福祉施設で、職員に暴行を加えたとして、保育士の女が逮捕されました。
暴行の疑いで逮捕されたのは、滋賀県多賀町に住む公立保育園の保育士の女(43)です。
女は今年7月、自分の子どもが利用する福祉施設で、職員の女性(45)の肩を押したり、足を蹴ったりするなどの暴行を加えた疑いが持たれています。
警察によりますと女は、以前から、この福祉施設の職員に対し、繰り返し不満や要求を伝えていたということです。
女は警察の調べに対し、「相手を止めただけで暴力をしていない」と容疑を否認しています。警察は、当時の詳しい状況と経緯を捜査しています。

外国の選挙介入、対策強化提言=自民、参院選受け

自民党のデジタル社会推進本部(平井卓也本部長)は4日、7月の参院選でSNSを通じた外国勢力からの介入が指摘されたことを踏まえ、偽・誤情報の収集・分析を担う体制の強化を政府に求める緊急提言を取りまとめた。林芳正官房長官に5日、提出する予定。
提言は「外国勢力による干渉を放置すれば、民主主義の根幹を揺るがす重大かつ緊急の脅威となりかねない」と指摘。同盟国・同志国との情報共有など国際的な連携強化や、SNS事業者に違法・有害情報を確実に削除させるよう図ることなどを盛り込んだ。 [時事通信社]

前岸和田市長、入札情報漏えい疑いで逮捕…女性問題で2度の不信任決議受けて失職

大阪府岸和田市が発注した工事の入札情報を漏らしたとして、大阪地検特捜部は4日、前市長の会社役員、永野耕平容疑者(47)を官製談合防止法違反、公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕した。
発表では、永野容疑者は市長在任中、2021年5月に行われた市発注工事の入札前に、業者の代表取締役に最低制限価格を漏らし、この業者に落札させた疑い。特捜部は「捜査の具体的な内容に関わる」などとして、工事の内容や落札業者について明らかにしなかった。
官製談合防止法は、入札を行う国や自治体の職員が入札に関する秘密情報を漏らしたり、特定の業者が落札しやすいよう便宜を図ったりする行為を禁じている。
特捜部は8月25日、同法違反容疑で永野容疑者宅を捜索していた。同27日、永野容疑者は自宅前で読売新聞の取材に、「今、話せることは何もない」と述べていた。特捜部は押収資料の分析を進めた結果、全容解明には逮捕が不可欠と判断したとみられる。
永野容疑者は大阪府議を経て、18年の岸和田市長選に地域政党・大阪維新の会公認で出馬し、初当選した。しかし、政治活動で関わりがあった女性から性的関係を巡って大阪地裁に提訴され、昨年11月に解決金500万円を支払う条件で和解した。翌12月、維新から離党勧告処分を受けて離党し、市議会から2度の不信任決議を受けて失職。今年4月の市長選に出馬したが大敗していた。
藤浪秀樹副市長は4日夕、市役所で報道陣の取材に応じ、「逮捕は報道で知るまで全く把握しておらず、驚いている。残念だ。市として捜査に協力していきたい」と語った。一方、維新は4日、永野容疑者について、遡って除名処分にすることを決めた。

評論家の紀田順一郎さん死去、90歳…書物論・情報論

書物論、情報論、近代史など多彩なテーマで活躍した評論家の紀田順一郎(きだ・じゅんいちろう、本名・佐藤俊=さとう・たかし)さんが7月15日、致死性不整脈のため死去した。90歳だった。告別式は既に済ませた。
横浜市生まれ。商社勤務の後、28歳で文筆家の道に入り、「日記の虚実」「東京の下層社会」「日本語大博物館」「私の神保町」など多くの著書を発表。1975年からは「世界幻想文学大系」45巻を弟子の荒俣宏さんと10年がかりで編集した。
古書集めをライフワークに博覧強記の本の虫として知られ、本とデジタル技術の可能性にも早くから着目。「第三閲覧室」など古書ミステリー小説も発表した。
2008年、「幻想と怪奇の時代」で日本推理作家協会賞(評論部門)。06年から12年まで、神奈川近代文学館長を務めた。

兵庫県警独身寮の女性部屋に侵入疑い、23歳巡査の男逮捕 就寝中に気配、姿目撃され通報

兵庫県警の独身寮に住む20代女性警察官の部屋に侵入したとして、県警は4日、住居侵入の疑いで、同じ寮に住む県警加古川署地域課巡査、阿佐拓馬容疑者(23)=神戸市=を逮捕した。容疑を認めているという。
逮捕容疑は8月17日午後7時10分ごろ~同45分ごろ、神戸市内の県警独身寮に住む女性警察官の部屋に侵入したとしている。
県警によると、独身寮は5階建てで1~4階が男性専用、5階が女性専用となっている。阿佐容疑者は交番勤務でこの日は非番だった。
女性警察官は休日で部屋で就寝しており、目覚めたときに人の気配を感じて周囲を確認し、玄関から出ていく男の姿を目撃したという。当時部屋は無施錠だったといい、女性警察官から相談を受けた寮母が県警に通報した。女性警察官の目撃情報や防犯カメラ捜査などから阿佐容疑者の関与が浮上。県警は、詳しい状況や動機を調べている。
土山公一監察官室長は「誠に遺憾であり、県民の皆さまにおわび申し上げる。捜査や調査により判明した事実を踏まえ厳正に対処する」とコメントした。